ひとり暮らしの家の前で転倒し、救急車で運ばれ治療をうけ、しばらく弟の家に身を寄せていた母が、有料老人ホームへ入居しました。あれから4週間。転んでからは、1か月半。
目次▶
老人ホームに入居した母が、どんどん変わっていく▶
漫才みたいな母との会話▶
義母はどんどん元気に。リハビリを何か月も頑張ったことが大きい▶
義母の介護のことでいただくメッセージには▶
おわりに老人ホームに入居した母が、どんどん変わっていく
この間、ほんとうに色々なことが起きました。母は現在要介護1です。
いちばん変わったのは、母が車椅子の暮らしになっていること。でも、それはもう仕方ないと思っています。
過去記事とわたしのプロフィール・ブログ村私が戸惑っているのは、会話がちゃんと出来なくなってきたこと。昨日話したことを忘れるのはもういいとして、数秒前に喋ったことを忘れます。
でも、ものは思いよう、いいこともあります。

漫才みたいな母との会話
救急車で運ばれるその日まで自分の足で歩いて買い物に行き、ほとんどの家事もしていた。
母がその生活を、88歳まで続けられたことを、まず喜ぼうと思います。運よく希望していた施設でお世話になっていることも、忘れてはいかんですね。
それにね、話がかみ合わなくても、ちょっと引いて見ると漫才をしているみたいで愉快なんですよ。

「涙が出てるよ、ポケットにティッシュが入ってない?」と指差しながら私が聞くと、「このスリッパは歩きにくいのよね、見てみる?」と母。
いやいやいや、いいです、スリッパは。涙がたまっているのは悲しいのではなくドライアイのせいだね。
耳が遠いうえにパーテーション越しなので、私の指差した先をみてそう言ったのかもしれませんが、このやり取りはボケとツッコミの会話に似ているんですよ。
関西の人ならわかると思いますが、、
「そこのティッシュ取って」とツッコミの人が言ったら、「はい」とボケの人がスリッパを渡すアレです。
伝わりますでしょうか?この不思議な面白さ。
いや、面白がっている場合でもないんでしょうけど、どうせなら楽しい方に考えてみようかなと。
少なくとも、母はホームでお世話になっていれば安心です。私たち子どもも、心配しなくて済む。漫才みたいなやり取りになってきたことなんて、取るに足らないこと。
今、私がこれを打っている部屋の窓に、母が好きだったポトスがあります。
買ったのは確か6月でした。約半年でずいぶん伸びました。
ポトスはどんどん育っていくけど、母はどんどん変わっていくな~、と思いながら撮ったのがトップにおいた写真です。本当はちょっぴり切ないですが、前を向こうと思います。
義母はどんどん元気に。リハビリを何か月も頑張ったことが大きい
ゆうべ、ポストをのぞいたら、義母に買ったぬり絵が楽天から届いていました。
義母は同居をはじめたこの5年で、認知症のほうは緩やかにすすんでいますが、大腿骨骨折をしたとは思えないほど回復しました。
治療のための入院から、リハビリのための入院で転院し、そこでみっちり理学療法を受けられたことが大きかったと思います。
退院してすぐデイケア(リハビリ特化のデイサービス)に通ってくれるようになったことも。
5年前、2017年の12月、同居のことはまだ考えられないまま、私は病院へせっせと通っていました。こんな記事を書いています。
義母の予後がいいのは、やはり骨折してすぐからリハビリをはじめ、やめずに何か月、いえ何年も続けてきたことが大きいです。
いろいろあります。渋ることもあります。でも、義母はもともと真面目で、言われたことは頑張る性格の人。これは忘れないようにします。
義母の介護のことでいただくメッセージには
「ほんとうは大変でしょう」と、ブログやTwitterへメッセージをいただくことがあります。
私が、実際に家で起きていることを、具体的に書かないせいでしょうね。はじめの頃は書いていた気もしますが、見返さないのでわかりません。
たしかに義母との暮らしはしんどいです。でも、それをわかっていて始めたことだし、予想していたよりは悪くないです。
やりきれない思いで爆発しそうになり、今もときどき逃げ出しています。夫がいつもそうさせてくれている、とも言えます。
家に戻ると、わかるんです。頑張っているのは私ではなく義母の方だなと。
すぐそれを忘れて、わわわわわ~となるのですけどね。まいっか、これで、もう。
おわりに
義母のように、ぬり絵でもなんでもいいので、母も何かする気になってほしいです。
でも、欲張らないことにします。どんなこともなるべく良いほうへとらえて、私にできることだけする。今の自分がしたいことも、しっかりやっていきます。
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