減らしてスッキリ。捨て方が難しいものを手放していく方法
前回の記事の続きです。これからは身軽に暮らしていこう。要らないもの、使っていないものを捨てて、管理をラクに、家事をラクにして暮らしていこう、ということをお伝えしています。
物を捨てられない理由は、主に8つあります。
1.高価だったから
2.いつか使うかもしれないから
3.もったいないから(壊れていないし使える)
4.使える物を捨ててはいけないと、親にしつけられたから
5.迷信が気になるから
6.人からいただいたものだから
7.捨て方がわからないから
8.思い出の物だから
前の記事では8つのうち1~5までについて書きました。
▶ 前回の記事 これがわかれば部屋はスッキリ【物を捨てられない8つの理由】今日は6~8についてです。
6.人からいただいたものだから
7.捨て方がわからないから
8.思い出の物だから

私は50歳になってようやく、家じゅうの片付けに手を付けました。
物が増えるたび収納家具をどんどん買ったり、見えないよう目隠し布を使ったりして誤魔化してきたのを、「このままでは大変なことになる」と思い直して。
時間はかかりましたが、
片付けて本当にラクになりました。老後の不安のうちの1つが減ったと思えるほどでした。60代になってからでも家じゅうの片付けは出来ます。体力や気力の衰えをカバーする方法はあるからです。でも私は、持病のこともあって自信がありませんでした。そこで思い立った日をスタートの日として片付けはじめ、今に至ります。
人からいただいたものだから、捨てられない場合
人からもらったものだから、もう使っていないとしても捨てられないという人がいらっしゃると思います。私もそうでした。
でも、プレゼントやお土産というのは、渡してくれた人にとっては「渡した行為」がいちばん大事なこと。こちらは、その人のお気持ちをいただいていると思うのです。
プレゼントは、相手にとっては渡した時点で、自分にとってはもらった時点で、その物の役割はおおかた終えていると。
ですから、いただいたことと、その物をこちらがどう使い続けるかということを別に考えてかまいません。
私は、感謝して使ったあと、手放してもいいと思えたタイミングでそうしてきました。
捨て方が分からないから、捨てられない場合
分別が難しいときは
捨て方が分からない、捨てるのも分別するのもめんどくさくなってきたという理由で、物がたまっていたこともありました。もう捨てたいと思っているのに、行動に移せないパターンです。
そういう場合も、あきらめず、基本のやり方でコツコツ手放してきました。
●ゴミの分別で迷う場合は、自治体のHPをもう一度たしかめる
●それでもわからない場合は、電話をして聞いてみる
●引き取ってもらえない場合は、地元の業者を探す

私が捨て方を役所に聞いたのは、バックルや鋲などの飾りがたくさんついていたブーツのときでした。
清掃課の人につないでもらったところ、丁寧に教えてくださいました。そのときの嬉しくてホッとした気持ちを、今も覚えています。
こんなこと、
5分もあればできることだったと今では思えます。
でも、「聞いていいのかしら」と迷う気持ちが邪魔をしていました。
何事もはじめの一歩を踏み出すのが大事だと思いました。多くの不用品がある場合
お住まいの地域によって、粗大ごみや有害ごみの引き取り方や費用にはかなり差があります。
物の大きさによっても、費用が異なります。
例:
▶ 目黒区 主な粗大ごみ処理手数料一覧 (収納家具類以外の家具・寝具・建具)自治体で引き取ってもらえない、あるいは、量が多いため時間がかかるという場合、まずは検索です。「お住まいの地域の名前 不用品回収 口コミ」、こんな言葉で検索をすると 近所で良い業者が見つかることがあります。
うちの場合、夫の知人に業者を紹介してもらい、実家の処分時に利用しました。
軽トラック1台でいくら、2 T トラック1台でいくら、作業員さんの人数でいくら、というように荷物の量や人手で決められることが多いと思います。
▶親の家の処分】買い手が見つかりました。空き家の解体費用は?売却の流れは?

思い出の物なので、捨てられない場合
思い出の物の整理については、これまで何本か記事にしてきました。私の場合は、息子の遺品を整理したことで、自分の思い出の物への向き合い方も変わりました。
思い出の物を整理すると、場所だけでなく心が整理されます。「老後の楽しみにとっておく」のはやめて、できれば今から整理しはじめてほしいです。
思い出の物の整理には、達成感や自己肯定感を与えてくれる効果があります。
私は、なにもない自分…などと思っていたのが変わりました。思い出の物の整理をしてから、前向きになってきました。
このように、思い出の物と向き合うのはしんどいことばかりではありません。ぜひ「
本当は、自分はどうしたいのか」に目を向けて、思い出の物の整理をはじめてみてください。

*着物の整理にも目処が。半分ほどに減らせました。
終わりに
必要なもの・好きなもの・大切なものだけに囲まれた暮らしが心地いいというのは、どなたも同じだと思います。
写真や動画、日記や趣味のものなど、ご自分の思いがたくさん詰まっているものの整理をはじめてみてくださいね。
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