母のいる老人ホームから電話が
朝9時前、母が入居している老人ホームから電話が。朝のその時間や夜にくる電話は、ドキッとします。
「お母さんが昨夜から膝の痛みを訴えられています、できれば病院に連れて行ってあげてください」とのこと。
その日は孫守りをする約束を前々からしていた日。もし母を病院へ連れて行くなら、娘に急遽予定を変えてもらわねばなりません。
過去記事と私のプロフィール・ブログ村いや、急げば母の通院のあと娘のところへ行けなくもない?義母がデイサービスから帰ってくる前に戻れる。高速を使えば老人ホームから娘の家までは30分で行けるはず。
目次▶孫か母か、すぐに決められなかった
▶私が欲張りだった
▶大事なことを忘れていた
▶おわりに

(イメージ画像)
孫か母か、すぐに決められなかった
私はそのとき、すぐには決められませんでした。娘のために孫守りもしたい、でも、母も病院へ連れていきたい。
いったん落ち着いて考えることに。まず、どのくらい母が痛みを訴えているかを教えてもらい、電話を切りました。
病院へ、今からでも予約が取れるか確認してみると、その日の午前の終わりか、次の週の水曜なら空いていると。それが駄目ならさらに先になるとのことでした。
ここでやっと決めました。
娘のほうに予定を変更してもらうか「ごめん、自分でなんとかして」と言って、母を病院へ連れていこうと。
老人ホームへもういちど電話をかけ、病院へ連れていくと伝え、母を迎えに行き、病院へ。終わってからまたホームへ送り届けました。
娘にはもういちど連絡をしました。予定を変えてもらうよう娘から先方へも伝えてもらい、孫守りは別の日に行くことにしました。
私が欲張りだった
孫を(娘を)フォローしたい、でも、母のことも心配。
今回の場合ふつうに考えれば、母を優先するのだと思います。でもすぐに決められなかったのは、私が欲張りだったから。
良い娘でありたいとか、良い母でありたいとか、そこまでは考えていませんでしたが、両方ともなんとかできるかも!と一瞬思いましたから。
ひと呼吸おいたらわかりました。私には一日にたくさんの用事を済ませるのは、もうできないと。この日は短い距離の高速を2往復だけでしたが、母を乗せて運転する1往復は緊張しました。
大事なことを忘れていた
ところで、慌てて決めていったせいか、大事なことを忘れていました!
車椅子に乗った母を連れて、外出したことが一度もなかったということ。
車椅子から私の車、私の車から車椅子。母を安全に乗せたりおろしたりができるかと途中で気づいて、ドキドキしました。
ですが、老人ホームでも病院でも職員の方に助けていただき、教えてもらい、なんとか無事にできました。あわただしい1日でしたが、事故もなく終えられてホッとしています。
「今日は空が真っ青だわね~」と車椅子に座ったまま両手を広げた母。だんだん子供に戻っていくようで和みました。こんなことするの、初めて見たように思います。

おわりに
私の年代であれば、親の介護も孫守りもという人がいらっしゃるでしょう。みんなこうやって、そのつど選択しながら暮らしているのだろうな…と、帰宅してからしみじみ思いました。
ここのところ、同居の義母のご機嫌がいいので助かっているんです。義母の調子が安定していると、夫も私もハラハラしなくていいのでラクです。
欲張りかもしれませんが、加減しつつ、母や娘や孫のことも義母との毎日も、うまくやっていきたいです。
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