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親の家の片付け、怒らせずやる気になってくれる言葉がけ4つのポイント

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親の家の片付け、怒らせずやる気になってくれる言葉がけを模索してきた


実家に久しぶりに帰ったときに、「片付けておかないと、将来困ったことになるかもしれない」と思ったことはありませんか。

今日は、親の家の片付けで、怒らせずやる気になってくれる言葉がけについて効果があったことをまとめました。

目次
言い方を変えるだけで親の気持ちを動かせることもある
親の家の片付け。やる気になってくれる言葉かけ4つのポイント
 ▶押し付けない、急かさない
 ▶前向きな言葉を選ぶ
 ▶子どもである私のお願い、という言い方で話しかける
 ▶2つのうち1つを選んでもらう
おわりに
親の家の片付け できるときにできるところまでやる イメージjpg

言い方を変えるだけで親の気持ちを動かせることもある


母がまだ元気だったころは、本人に片付けたいという思いがあるのを知っていたので、一緒に進めたことがあります。

ただ、いざ一緒に片付けようとしてもなかなか上手くいきませんでした。

何年も開けていなかった衣装ケースから服を出してきても、「これはまだ着られる」「いつか着る」「派手だけど○○(母の一番下の妹)にあげたらどうかしら」などと言うものだから、遅々として進まないのです。

そういうことが何度かあってから、母への言葉のかけ方を変えてきました。



分かったのは、言い方を変えるだけで親の気持ちを動かせる場合があるということ。

似たような記事を何本か書いてきたので、今日はそのまとめだと思って読んでいただけると嬉しいです。
 

親の家の片付け。やる気になってくれる言葉かけ4つのポイント


親の家の片付けを本人にもしてもらいたいとき、大事なのは、押し付けないことと前向きな言葉をかけることです。

●押し付けない、急かさない
●前向きな言葉を選ぶ
●子どもである私のお願い、という言い方で話しかける
●2つのうち1つを選んでもらう


押し付けない、急かさない


だれでも、苦手なことやしたくないことを人から強制されるのは辛いもの。

自分でもやらないといけないとわかっていることなら、なおさら急かされたくないはずです。

「押し付けない、急かさない」と心の中で唱えながら一緒に片付けてあげてほしいです。



また、覚えておきたいのが、親が物を捨てたがらないのは単にもったいないという気持ちからだけではなく、体力や記憶力が衰えているからという理由もあること。

つまり、能力的に落ちてきているから、子どもの気持ちに応えたくても応えられない場合があるのです。

私はこれを忘れて母を追い込んでしまったことがあるので、とても反省しています。

私が年齢を重ねて母の気持ちが分かるようになってきた、というのもあります。こんな記事も書いているので未読の方はぜひご覧ください。

親の家の片付けパワポ 北風と太陽

前向きな言葉を選ぶ


親の家の片付けでは、前向きな言葉を選ぶことも大切です。

子どもとしては、親が安全で暮らすためにも自分が安心したいためにも、少しでも早く片づけおいてほしいと焦ることもあるでしょう。

そうなると、ついつい言葉がきつくなります。それを、前向きな言葉に変換してみませんか。



「これ、もう使わないし使えないでしょ。捨ててよ」

「いろいろ混ざっていて分かりにくいから、整理して使いやすくしようね」

無意識であっても、子供が命令するような口調になってしまうと、親は心を閉ざします。でも、言葉を前向きなものに換えると、ふっと親の心が開いてくれるものです。



「古すぎて虫がついているかもよ」などと、怖がらせるのもやめたほうがいいです。

いくら親の安全や衛生面のためだと言っても、追い込まない追い込まない。

そういうときも、捨ててよ→整理してきれいにしように変えてみてほしいです。



これは北風と太陽の、あの方式ですよ。

「わたしたちは太陽になりましょうね」というのは、開催していた片付け講座でもよく使っていたフレーズです。

冷たい言葉で相手を責めるより、暖かく話しかけて本人がその気になるのを待つほうが効果的です。



子どもである私のお願い、という言い方で話しかける


子どもである私からのお願いという意味合いで話しかけると、すんなり捨てると言ってくれることがありました。

迷うけれど娘が安心すると言うなら、と母の親心を刺激したのかもしれません。

押入れに詰め込まれている衣装ケースを片付けようと出してきたときも……

「衣装ケースは便利だけど、積み上げてあると倒れてきて危ないかもしれないし、心配だよ」。「だからまず押入れを整理して、衣装ケースをそこに入れられるようにしたいね」、という具合に。



2つのうち1つを選んでもらう


また、2つのうち1つを選んでもらうというのも、親の気持ちを動かすには効果的でした。

「どっちのセーターが好き?」とまず聞いてから、「どちらかを残すなら、軽くて洗濯もしやすいこっちのセーターがいいかもね。色も明るいし、それを着て歩いてくれると嬉しいな~」

こんなふうに提示すると、母も選びやすかったようで、すんなり1枚を手放してくれました。このやり方は、靴や食器などの整理でも使えました。

いずれにせよ、親の家の片付けでは、親のプライドを傷つけないようにするのがなにより大切です。親の気持ちが自然に動くように工夫する、ということでしょうか。

手土産 缶入りお菓子 クッキー

おわりに


ちなみに実家に片付けに行く日は、「終わったら、これ食べようね」と、母の好物もよく持参しました。これはけっこう効果がありましたので、ぜひお試しください。

「お母さん(お父さん)がこうしてくれると、私は安心できるし嬉しい、ありがとう」。いちばん効くのはこの言葉です。

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2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。
記事:今の暮らしを変えて、人生後半を身軽に楽しく生きる

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原田さよ

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考・衣・食・住、すべてをシンプルに。片付けやすい順番や罪悪感のないものの減らし方、家族のだれもがわかりやすい収納、身体も心もラクでいられる家事のやり方について書いています。少ない服でも楽しめる着回しの工夫なども。
ものを減らしてゆったり暮らせるようになりました。自分に使える時間が増えたことが一番嬉しいです。

整理収納アドバイザー
住宅収納スペシャリスト
生前整理アドバイザー1級


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