夫の実家の売却・解体で更地へ。夫と義母に対する気持ちが変わった
昨日、売却した夫の実家のそばを久しぶりに通ったので、堤防の上から見てみました。
この堤防は、亡くなった息子がまだ幼かったころ一緒に歩いた散歩道でした。
今日は、空き家がいよいよ解体されて更地になったのを見たとき感じた、夫や義母への思いの変化について書きます。
売って良かったと思ったのは夫でしょうね。肩の荷が下りたと言っていましたから。
私のは少し違います。
「これだけは一生かかっても許せないだろう」
そう思っていたことがどうでもよくなり、心が軽くなっていることに気付きました。
また、義母も夫も売ってしまいたいと思っていた実家なのに、私だけは「もったいないのでは?」と思っていた気持ちもすっかりなくなっていました。
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画像は昨日、夫の実家付近で撮りました。
親の家の処分、おおまかな流れ
●2017年12月末~2018年1月。広い家で一人暮らしをしていた義母が骨折し、手術・入院。
●2018年2月~4月。転院しリハビリ入院。退院した義母を引き取りわが家で同居開始。
同居はいちど失敗しており、20数年ぶりのやり直しとなりました。
夫の実家は、このときはじめて空き家に。夫婦で片づけられる部分は片づけてきました。
一度目の同居は6年弱。失敗はしたけれど、夫の広い実家には私なりに思い出がありました。
●2018年夏の終わり。その空き家の買い手が見つかり、正確に言えば土地が売れることになりました。
●2019年春。すべての手続きが完了しました。
家の解体が始まるとは聞いてはいましたが、見に行く話は夫からも義母からもなかなか出ず、だいぶあとになって遠くから眺めるだけになったのでした。
親の家の処分へ【仏壇の魂抜き】まとめ。かかった費用は?お布施はいくら? 親の家の売却【空き家の処分】が終了。かかる費用・必要な書類は何か
*画像はイメージです。
義母は、60年も住んだ家の話を全くしなくなった
義母はもう、60年も住んだ家の話を全くしなくなりました。話題にしていたのは、同居をはじめてひと月くらいまでです。
住んでいた家のことを忘れてしまったのか。
もう、自分の身の回りのことだけしか考えられなくなっているのか。
夫は契約後もいろいろな手続きのため、実家付近へ行くことがありましたが、義母は昨年のお盆のころに行ったのが最後だったと思います。
足腰がもう弱ってしまって、簡単には連れていけなくなりました。
義母に対する思いの変化
日常のささいなことでこの義母に対してイライラしてしまうことが増えてしまって、自分でも嫌になることがありました。
夫に対しても、傲慢な気持ちが沸いてくるようになっていました。
「私は、善意であなたの親の世話を続けている」というような、いかにも傲慢な気持ち。
義母は要支援2です(2020年の秋、要介護2になりました)。
介護度でいえば、まだまだ介護しているといえるほどのお世話はしていません。
それでも、どんどん子供のようになっていく義母との同居で、しんどくなってしまうことがあります。
そんなときは決まって、心の奥底へ押し込んでいた義母への思いが噴き出してきます。
私は、自分にも多くの間違いがあったと気づきながら、それらの重たい気持ちを消すことがどうしてもできませんでした。
でも、久しぶりに堤防から夫の実家の今を見ていたら、そんな気持ちなんて、どうでもよくなりました。
過去にここであったことも、それをきっと忘れ去っている義母や夫のことも、逃げ出した自分も。

おわりに
久しぶりに見た夫の実家。
空き家は完全に解体され、風景は一変し、だだっぴろい更地になっていました。
広くて平らな地面だけでなく、高い空やまっすぐな道も見えました。
しばらく眺めていると、少しずつ心が解放されていくのを感じました。
結婚記念日がある6月は、毎年、なんらかの気持ちの変化があります。
これからもいろいろなことが起こるでしょうが、そのつど相手と自分を信じて、乗り越えていきたいと思います。
過去は過去。自分は自分。
そう簡単に言える日も、遠くない気がしてきました!
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