「専業主婦」を選んだ娘に、複雑な思いを抱いたけれど

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今日は娘と話してきた女性の多様な生き方について書きます。専業主婦がキーワードです。

結論から言いますと、どんな暮らし方や生き方をしていても、自分を好きでいられれば満足できるし、誰かの評価に揺れることもない、となります。

●人の暮らしが嫌でも目に入る時代。比べずにいるのは、なかなか難しい。

●家族や他人から自分を認めてもらうことも大事だけれど、まずは自分で自分を認められるかどうか。

●収入に見合った暮らしを自分たちで作っていく覚悟をする。

●現代は働き方が多様化している。足りないと思えば稼ぎ方を考えていく。

こんな結論で、娘との主婦の生き方についての話はまとまりました。

四つ葉 専業主婦 イメージ

専業主婦であることに罪悪感を感じるか否か


専業主婦であることに罪悪感を感じるか否かというアンケート。先日、その結果が情報番組で話題になり、ちょっとした騒ぎになったようですね。

その数日前、私はたまたまTwitterでこんなことをつぶやいていました。



専業主婦ってなに?


一昨日、アルバイトが休みだった新婚の娘と会って、かの専業主婦に対するアンケートやその後の騒動について話をしました。

まずたしかめたのが、「専業主婦ってなに?」ということ。

Wikipediaにはこんなふうに書いてありました。

”専業主婦(せんぎょうしゅふ、英: housewife, homemaker)は、家事(炊事、洗濯、掃除、買物、家計管理)や育児に専業する女性のライフコースの一名称”

私や実家の母のときは、まだまだ働いている主婦が特別な時代。

今は、働いていない主婦が特別な時代。

少数の専業主婦の人たちが注目されてしまう結果になったアンケートは、何にどう活用されていくのでしょう。


専業主婦じゃ駄目なのか


私も長いあいだ、その少数の専業主婦でした。

ここで過去形にしたのは、息子が亡くなったあとブログを書いて収益を得るようになり、わずかでも税金を納めるようになったからです。

自分は専業主婦だと思っていますし、この立場でいることに対して罪悪感はありません。



ただ、家事や育児以外の労働をしていないことに対し、自分は非生産的な存在だなどと思ってしまった時期はありました。

でも、どのみち私の能力では、外で働きながら主婦業をこなすことは出来なかったろうと思います。

田舎での同居と障害児の療育で、すぐ、それどころではなくなったからです。

 

働き続けると思っていた娘が、専業主婦に


専業主婦より、サラリーマンに憧れた私


実家は自営業でしたから生活は不安定でした。私は幼い頃から、サラリーマンの父に専業主婦の母、という家庭に憧れていました。

それと同時に、働いた分の給料を毎月きっちり決まった日に受け取れるということにも憧れました。

バブル期の証券会社はお給料も良かったので、仕事はきつくても私はやりがいを感じていました。

ですから、遅くとも、子どもが小学校に上がったらもういちど働きたいと思っていました。

つまり、私が抱いてきた専業主婦である自分への戸惑いは、誰かに対する罪悪感というより、自分に対する悔いです。選ばなかった方の生きかたに未練があったという。


娘が、すすんで専業主婦に


こんな私の娘も、会社をやめ、結婚し、専業主婦になりました。

良い同僚に恵まれたけれど、仕事が自分にはどうしても合わず転職を考えていたこと。

たまたまその時つきあっていた人と結婚することになり、「急いで次の仕事を探さなくていいんじゃない?」と言われたことが、専業主婦になるに至った経緯のようでした。

はじめてそれを聞いたときは、正直言って、驚きました。

学んだことを活かせる企業にユーターン就職できたこと。

その企業は福利厚生もしっかりしていたので、結婚後も仕事を続けるには良い環境だと思っていたこと。

この二つの思いが私のなかで湧き上がったからです。



でも、夫婦で話し合って決めたこと。

私が何をどう思っても意味がありません。そんなふうに考えていた矢先、娘は近所でアルバイトを見つけ、家事の合間に働きに出るようになりました。

よけいな口を挟まなくて良かったです。

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収入のある妻と、ない妻


娘と専業主婦について話をした日、次のようなことも話題にしました。

「家庭と仕事を両立させ頑張っている人には、相応の見返りがなきゃ辛すぎるよ…」

「ブラック企業だワンオペ育児だと、今の時代は働く環境も厳しい。お母さんの若かった頃とは違う」

「ネットだってこんなに普及してなかったから、よその家の現状も他人が何を考えているかも知らずに済んだよ」

「家事と仕事を両立させるのは、並大抵のことではない」



世帯の収入が少なくなる専業主婦になれば、今使えるお金が少なくなるのはもちろん、将来もらえる年金が少ないのもあたりまえのこと。

この時代、妻が専業主婦でいることは、夫婦ともに納得していなければ選べないことなのかもしれません。


収入に見合った暮らしをする


そのときどきの収入に見合った暮らし


収入に見合った暮らしをする。

家計の全体を把握して、戦略的にお金を貯めたり増やしたりする。

専業主婦でもそうでなくても、ここを間違えると苦しくなるのは同じです。

収入が少なければ、よその家が外食に旅行にと楽しそうにしていても、同じようにできないことも多いでしょう。教育にも住まいにも着るものにも、たくさんのお金はかけられません。


お金をかけない遊びで、豊かな暮らし


障害の重い子を連れての外出が難しい時代でしたが、私は逆にそれをバネにして動きまわりました。

人が少ない公園や山や川、開店直後のスーパー、放課後の小学校の運動場などへ、よく子どもたちを連れていきました。

贅沢はできなかったものの、大きな借金のない暮らし、今あるだけの範囲で賄う暮らしに、満足して生きてきました。

こんなふうに暮らしてこられたのも、そこそこ真面目で自分の楽しみもしっかり持っている夫がいるおかげです。

娘も、なんでも話ができるお婿さんの存在に感謝していると言っていました。


相手の生き方を認める


私には大学を出てからずっと正社員で働いてきた妹がいます。子どもひとりと夫との3人暮らしです。

家族の協力がなければ好きな仕事をここまで続けられなかったと、よく言います。

と同時に、自分も頑張ってきたと自画自賛しています。それでいいのです。

30年ほど前、その妹から言われた言葉が今も忘れられません。

当時はどう答えたか覚えていませんが、今なら妹が言いたかったことがよくわかります。

「お姉ちゃん、私は専業主婦じゃ駄目なんよ。専業主婦が駄目、ってことじゃなく。仕事は一生続けたい。そのためなら、なんだってするよ」




今日はこのあと娘と待ち合わせて、私の幼なじみが出演するライブに行ってきます。

彼女もまた、結婚後ずっと働いてきた人です。同居、在宅介護の経験もあるので、私は彼女こそスーパー主婦だと思っています。

いろいろな立場の主婦どうし、楽しみを共有して、今年一年の自分たちを労いあうつもりです。



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原田さよ

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