断捨離、大きな決断
ちっぽけなプライドと過去に掲げた目標を整理して、今を優先した暮らしに変えていきたい。
息子の療育に関する記録や資料をまとめた膨大な書類を、捨てました。
私にとっては大きな決断でした。

(先日、夫に頼んで撮ってもらいました。この写真があれば今の気持ちを忘れずにいられると思っています)。
亡くなった息子の部屋には、息子に関係のないものまで置いていた時期が長かったです。
他に置くところがなかったというのもありますが、見栄ばかりはって片付けが下手だった自分と向き合わなかったからそうなったのだと今ならわかります。
その部屋も、時間はかかりましたが少しずつ片付けて、いつでも家族の思い出に触れられる場所にすることができました。
捨てられなかった書類を断捨離しようと思った理由
今の暮らしのための断捨離
この部屋は、娘夫婦が帰省したときに泊まってもらっている部屋です。
他の部屋があいていないのと、この部屋がわが家の中ではいちばん綺麗な状態だから、というのが娘夫婦にと考えた理由でした。
二人がこの部屋を嫌がらずに使ってくれたことを喜び、より広く気持ちよく過ごしてもらおうと思って、さらに物を減らしていこうと決めました。
50代のうちに捨てておきたいもの
机の引き出しも片付け切ったら、学習机自体も断捨離する予定です。
50代の今やっておかねば、大きな家具の断捨離はますますしんどくなります。今までの断捨離で経験してきました。
夏にもこんな記事を書いています。
捨てられなかった私のプライドと目標
メモ魔だった私の過去も断捨離
息子の療育の記録は、メモ魔だった私が何かにとりつかれたようになって残し続けたものでした。
睡眠時間・発作の有無、投薬や訓練の内容。
先生との連絡帳も、養護学校から配られる形式では満足できず、わがままを言ってこちらで作った書式のものを使ってもらいました。
あそこまでこだわり続ける必要はあったのか。もう当時の気持ちを、はっきりとは思い出せません。
大きな責任も小さなプライドも、手放す
記録し続けた書類を整理し、「これを見れば息子のことがわかるという1冊」を作り、信頼できる人に託したい。
親の責任とプライドをかけてやり遂げたい。
そんな大きな目標も持っていましたが、叶わぬまま終わってしまいました。
でも、こうしてブログに書いて読んで下さる方がいるだけで、もう充分です。
ありがとうございます。

当時は今のように障害児が使えるサービスが多くありませんでしたので、親が主催して今の介護保険でいう「担当者会議」のようなものを開いたり、各地で開かれるセミナーに参加したり。
改正が続いた障害者関連の法律のことも一つ残らず理解したかったです。
必死でした。
役員も積極的にひきうけました。すべては、息子がまわりの人の手を借りながらでも、親亡きあと穏やかに暮らしていけるようにするためでした。
これらの記憶も、年月を重ねるごとに、きっと塗りかえられていきます。でも、それでいいと思っています。
こんなテーマもあります。
にほんブログ村テーマ
20歳以上の子どもを持つ親のつぶやき区切りの断捨離を続けていく
来年の春には息子の七回忌をします。
長かったです、ここまで。
「もう6年になるのね。あっという間ね」と言ってくれるまわりの人に、どう説明していいかわからない私の本音。
こんな私の気持ちも、さらに部屋を片付けていくことで整ってくると思います。
急がず、でも先延ばしにせず、気になっている諸々のことに淡々と片を付けていきます。
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。