断捨離は、自分にとって何が大事かをたしかめることに繋がる
私は大きな家具をいくつも捨ててきましたが、子ども達が幼かったころのものはたくさん残しています。
なぜかと言うと、自分がそのものを介して子供との思い出をかみしめたい時があるからです。
思い出の品物を元気の源にしてきました。後ろ向きな気持ちからではありません。
昨日はその息子や娘が幼かったころの思い出のものを片付け、大きめのミカン箱ひとつぶんくらいのスペースを空けることができました。
(2階にある息子の部屋は日当たりが良いので、花粉が飛び始める時期には洗濯物干し場になります)

捨て時の見きわめ方
大事にしてきた思い出のものでも手放そうと決める時というのは、具体的な理由ができた時です。
今回は、娘たち家族のぶんの布団を押入れにもっとゆったり収納したいからという理由でした。
この時に思ったのは、子ども達との思い出は、どう捨てるかより、どのようにして持ち続けるかを決めておくと心が軽くなるということでした。

嫁いだ娘が残していったのは、私が「捨てないで」と頼んだものだけです。
大量の不用品もこの5年の断捨離でだいぶ処分できましたから、今の状態でも、娘や息子のものを置いておく場所はあります。
それでも物が減れば、娘夫婦はもちろん、私たち夫婦もラクに過ごせるのはたしか。押入れの布団の出し入れひとつにしても。
「捨てたくなかった古い物でも、具体的な目標が出てきたら罪悪感なく捨てよう」
こう思った時が捨て時で、これを繰り返しているうちに、自分でも物を手放すのが上手くなってきた!と思えるようになりました。
子ども達の思い出のものの捨てかた残しかた
片付けてモノを減らそうとするとき、使えるか使えないかではなく、使っているか使っていないかで分けるというのが成功するやり方です。
でも、思い出のものは別あつかい。とくに子どもの思い出のものは。
思い出のものの扱いかたは、次のように変えてきました。
●思い出のものは、出してすぐ見えるようにしておく(飾る)
●飾る場所がないときは、この箱にはいる分だけというようにして限度枠を決めておく
●部屋や収納を広く使いたい具体的な理由ができたら、それを機に減らしていく

自分らしい片付け方は自分にしかわからないし、決められません。
逆に言えば、納得さえ出来ていれば、どんな捨て方をしてもいいし、どんな残し方をしてもいいと思っています。
これからも、気持ちの落としどころを探りながら、悔いも罪悪感も残らない片付けを続けていきます。