断捨離にもっとも必要なもの。それは、覚悟だと思います。
覚悟だなんて大げさでしょうか。それとも当たり前でしょうか。私はこれが曖昧だったため、はじめのころよく挫折しました。
50代以降は、親の家の片付けも現実的にのしかかってくる年代です。
イレギュラーな事態に対応せねばならなくなったとき、自分の家が片付いていないと体力も気力も持ちません。
私のように片付けに苦手意識のある人なら、常に家事にも追われているはずなのでなおさらです。
「片付けないと明日困るかもしれない」というぐらいの覚悟を持って片付けはじめる。重たい腰を上げたい!

実家の片付けをして、わが家の片付けの大切さを知る
私は10年前の45歳のとき、父を亡くしました。父はまだ71歳でした。
実家は自営業をしており、自宅のほかに自宅よりも大きな建物が2つありましたし、約50年父はそこで商売をしていましたので、物自体も相当な量がありました。
「なんでもっと片付けておかなかったの?」と、そのときは亡くなった父を責めてしまいました。
それと同時に、
「家を片付けておかないと、こんなふうに子どもは苦労するのだな…」ということも、身に染みて感じました。妹も弟も同じ気持ちだったと思います。
兄弟で助け合い、最後は、それらの建物と土地を売却しました。
ブログ村テーマ 親の家の片づけ10年後の55歳の今は、夫の実家も、同じように空き家ごと土地を売却することが決まりました。
【親の家の処分】買い手が見つかりました。空き家の解体費用は?売却の流れは? 夫の実家(空き家)の中にある物の片付けは、少しずつ進めては来ましたが、夫も私もだんだんしんどくなってきました。
親の家の処分へ【仏壇の魂抜き】まとめ。かかった費用は?お布施はいくら?
今は、空き家のなかにあるもので、義母や夫が本当に残したいというものだけわが家へ少しずつ運び、ご近所への迷惑にならないよう外回りの草ひきなどだけをしに時々帰っている状況です。
残してきた大量の物については、業者に任せて捨ててもらうことにしました。

50代はリセット期
50代は人生をリセットするタイミグがたくさんやってきます。
✔子供が巣立つ、自立する
✔自分や夫が病気をする(私たち夫婦は40代半ばで今の持病を発症しました)
✔介護の必要になった親と同居する(実家が空き家になる)
✔老後や定年がいよいよ視野に入ってくる
この先の人生を少しでもラクに過ごすために、このタイミングで上手くリセットする。自分の家の片付けを一刻も早くスタートさせる。
自分の地域の不燃ゴミや粗大ごみを出す日を、毎回しっかり把握しておられますか?
私は駄目です、すぐ忘れてしまいます。
断捨離をはじめてからも、しょっちゅう出しそびれ、車でクリーンセンターへ運んでいました。
このように、覚悟を決めたつもりでも、片付けの苦手な私はよく失敗していました。
まずは、重い腰を上げてみる!
50歳から断捨離をはじめて5年、だいぶ暮らしがスムーズに回るようになりました。
3/29書籍発売。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。