昨年末に骨折し、長いリハビリ入院をしたのちわが家で同居をはじめた義母は、それまで田舎の広い家で一人暮らしをしていました。つまり夫の実家は、年末からずっと空き家のままだったということです。
その空き家を「処分」すること前提に動きはじめました。
目次▶
空き家をそのままにしておいていいのか▶
空き家の処分の前に 夫と義母の気持ちを確かめたい 仏壇の閉眼供養▶
空き家の処分、親戚ともめないために2015年1月にはこんな記事も書いています。
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後悔しない整理術◆親の家が空き家になるかも、と考えたことはありますか。空き家をそのままにしておいていいのか
空き家を放置していて気になるのは、盗難や家事、雑草が生え放題になることでおきる虫の大量発生などです。
義母の入院中、少しずつですが、不要なものを片付けたり断捨離したり、庭の雑草をひいたり新たにカギをつけたり、ということもしてはきました。
でも、家屋を処分するとなると、それより優先すべきことがありました。
それは、300年以上守られてきた
お仏壇をどうするか決めることでした。
また、家を処分するということを
、親戚にどう伝えるかということも、同時に考えはじめなければなりませんでした。
なぜなら長男である夫の実家は、代々長男が継いで来た”本家”だったからです。
空き家の処分の前に
夫と義母の気持ちを確かめたい
義母の入院から約7ヵ月空き家になったままではありましたが、幸いわが家から車で数分の距離にあるため、片付けや点検などはしてきました。
でも、私はその家屋を処分するのはずっと先だと思っていました。古い家ではありますが、少しずつリフォームもしていたので、まだまだ住める状態だったからです。
ところが義母も夫も、もうその家は要らないというのです。
いつのまにそういう話し合いをしていたのかわかりませんが、処分したい理由ははっきりしていました。
●まず、後を継ぐ人がこの先誰もいない。
●広い家も庭も畑も、もう管理していくのが大変。
●お墓はこの家(今のわが家)から近いので、その世話だけ続けていければれば満足。
夫と義母がそういうなら、私が口を挟む必要はありません。あとは、どのように片付けて行くか(処分していくか)ということだけです。
仏壇の閉眼供養
まずはお仏壇の閉眼供養をすることになりました。
5年前の息子の死後、わが家にもコンパクトなお仏壇を購入しました。そのお仏壇ひとつにして守っていこうと決めたのです。
閉眼供養については、また別の記事で書けたらと思っています。
準備はなにかと気を遣いますが、必要なのは、
いつ・どこで・どの程度の規模で・誰を呼んでするか、というのを決めることだけです。
空き家の処分、親戚ともめないために
代々長男が継いできた家を捨てるわけですから、夫や義母さえ納得していればいいというわけにはいかないと思っていました。
ところが、お仏壇の閉眼供養をすると親戚に伝えたとき(つまり家の処分も考えているということ)、いっさい反対はされませんでした。
それはひとえに、義母が未亡人になったあとも、田舎の濃い親戚づきあいを大切にしてきたからだと思いました。
義母がどれほど努力をして親戚との関係を良好に保ってきたか。お金だって相当かかります。ここはそういう土地柄ですから。
それを考えるだけで、私は気が遠くなります。とても自分にはできなかったろうと。
私に出来たことといえば、義母の入院をきっかけに、お付き合いがほぼなくなっていた夫側の親戚たちに、こちらから積極的に声をかけるようにしていたことくらい。
それでも、しないよりはマシでした。手ごたえがあったからわかるのです。
今、二度目の同居をはじめて2ヵ月(最初の同居は失敗し、近くに家を買って別居していました。義母の怪我をきっかけに再び同居をはじめました)。
見守りと少しの介助だけなのですが、正直言って、しんどいこともあります。
でも、夫の実家(空き家)の処分にむけ動きはじめてからは、同居の小さなストレスなら、なんとか上手に消化していこうと思うようになりました。
もし夫の実家を今後どうするかでもめていたら、日々の小さなストレス云々どころではなかったと思うからです。
これから先、本格的な親の家の片付け・断捨離が控えています。心残りがないよう、身体も壊さないよう、順序立てて助け合いながらやっていこうと思います。
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