大腿骨を骨折したあとリハビリを続けていた義母が退院し、わが家で同居をはじめました。私たち夫婦は結婚と同時に同居しましたが、さまざまなことがあり別居に至りましたので、今回の同居は二度目。20数年ぶりになります。
同居を再開すると決めてまず思ったのが、「三度三度きっちりご飯を作らねば」ということでした。
でも、私自身が勝手に抱いていた思い込みを捨てたら、ずいぶんと楽になってきました。

同居するなら良い主婦でありたい思い
わが家は朝晩は普通にご飯を作っていましたが、昼間は私一人なので、とても適当でした。
ですが、義母と暮らすとなるとそうはいきません。毎食後に飲む薬があるからです。私もリウマチ患者なので薬は飲んでいますが、週に2日だけという飲み方なので、お昼ご飯などはすっかりいい加減になっていました。
そこで私は「よし、また結婚当時を思い出してちゃんと作ろう!」と張り切りました。
「良い主婦」でありたかったし、「良い嫁」と思われたい気持ちも復活していました。
褒められて育たなかった私の欲
褒められては育ちませんでした。出来て当たり前。出来ない時は「なぜ出来ないか考えてみなさい」という教え。
義母は違いました。結婚してすぐはじめた同居でも、若かった私の作った料理をよく「美味しい」と褒めてくれたのです。
そのときの嬉しかった記憶が、このたびの同居再開をきっかけによみがえりました。

同居から別居に至ったわけですから、もちろんいいことだけではありませんでしたが、褒め上手な義母の言葉は、いつも私を良い気持ちにしてくれました。
そんなこともあり、私はまた張り切ってしまいました。
ごくふつうの家庭料理しか作れませんが、私は料理をすること(作業自体)が好きでしたからなおさらです。
しかし…、すぐ息切れしてきてぺースダウンしました。長らく手抜きをしてきたからでしょうね。でも、当の義母は変わらずニコニコして「美味しい」を連発してくれています。
どうやら、そんなに気負わなくても大丈夫だったようです。
相手の言葉を素直に取ろう
二度目の同居をはじめたとき、義母は、「今まで通りのやり方にしてね」「私のために特別なことはしなくていいから」と言ってくれていました。
身体の動きは危なっかしくて長く目を離せない義母ですが、気がしっかりしているのは30年前から変わらずです。私に気を遣わせまいと、最初からこう言ってくれていたのでした。
それを素直に取れず、がんばろうとしてしまいました。
もう今はがんばりません。相手に良い評価をされたいという気持ちもありません。
どう思われるかということより、お互いがラクで心地よい暮らしができていることを優先したいです。
はじめて、冷凍のおうどんやピラフなども取り入れました。美味しいですね!こんなことなら、もっと早く使っていればよかったです。子育てで忙しかった時とかね。
同居・ご飯づくりを楽にするための断捨離。まとめ
同居。ご飯づくりを楽にするために断捨離したのは、「良い主婦・良い嫁と思われたい気持ち」。「がんばらなければ『良い主婦・良い嫁』と思われないという気持ち」。この両方です。
がんばらなくても良いということではなく、出来ることを出来るようにしていけばいいのだと思うようになりました。
こちらが楽に構えていれば、相手もきっと楽。
当たり前のこんなことを、忘れるところでした。
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