2018年の春、義母との同居を機に、キッチンとリビングのリフォームをしました。この建売住宅を購入してから19年経っていました。
今日はこのリフォームについてまとめます。
*2018年5月12日更新、2022年4月25日加筆更新。わが家のリフォームは、狭いうえに柱が抜けなかったという特徴があります。
目次▶
LDKをリフォームした理由とその目標▶
狭いキッチンとダイニングをどのようにリフォームしたか▶
相見積もりは勉強になる▶
途中で迷ったら、はじめの目標を思い出す▶
対面キッチンから、L字の壁付けキッチンへ▶
終わりに
(アフター)
工期は休みをのぞいて8日。このあと20年近く換えなかったカーテンなどを購入するつもりですが、それを入れても予算内におさまりました。

(ビフォー)
工事が始まる直前に撮りました。奥のチェストの前がダイニングでした。

家に
住みながらのリフォームでしたから、キッチンが使えないのは不便でした。でも、毎日リフォームの様子を見られたし、途中でお願いしたいことをすぐ伝えられたのは良かったです。
LDKをリフォームした理由とその目標
同居すると決めたときに、「LDKはリフォームしないと義母が歩きにくい」と考えました。また室内でこけて骨折などということになるのは避けたいと。
そこで、このリフォームの目標を
『動きやすいダイニングとキッチンにする』ということに絞りました。
素敵なリビングとか、お洒落なダイニングとか、そういう目標はなしです。


息子の遺品整理をきっかけにはじめた家じゅうの片付けで、それまでに物をかなり処分していました。
ですから、キッチンが狭くて困るということはなくなっていました。
でも、カウンターのついたキッチンの横に大きな壁があったため、ダイニングへ行きにくいのは変わりませんでした。この壁のおかげで中が見えないのは良かったのですけどね。
ダイニングへの動線が真っ直ぐじゃないこと。狭いこと。
これは、足の悪い義母だけでなく、年老いていく自分たちにとっても良くないと考えました。
そのためには、カウンターキッチンの壁を取り払い、床を広く使えるようにしなければなりませんでした。
狭いキッチンとダイニングのどこをどのようにリフォームしたか
狭いLDKのリフォーム。
対面式のカウンターを囲むようにあった壁をぶち抜き、別の部分に補強を入れてもらい、壁付けのシステムキッチンを設置しました。
構造上
柱は抜けませんでした。
そのため、前と違い、今度はキッチンがまる見えです。でも、キッチンを壁付けにしたことで、ダイニングへは行きやすくなりました。これで、ダイニングへの動線を短く広くという目標が叶いました。

(ビフォー。壁の中にあったキッチン)

(アフター。壁を抜いて柱は残す)
相見積もりは勉強になる
大手のリフォーム会社と地元の工務店の2社から、同じ条件で見積もりを取りました。
最終的に数十万円の差が出たので、地元の工務店に決めました。
大手と地元の工務店の一番の差は、システムキッチンの値引き率。
また、解体費や床上げの造作費(トイレと廊下の段差を解消・和室の床の間を潰して平らにするなど)、クロスやフローリングの張替費、一日あたりの諸経費と呼ばれるものの設定金額にも、大きな開きがありました。
どちらの担当者さんも良い方でしたが、数十万円の差は大きかったので、地元の工務店さんを選びました。迷いはありませんでした。
参考にさせてもらった記事がたくさん。
↓
ブログ村テーマ
WEB内覧会*リビングWEB内覧会*キッチンはじめてのリフォームで戸惑うことが多かったものの、会社によってこれほどの違いが出るというのがわかったのは良かったです。
トイレのリフォームについては先に記事を書いています。
狭いトイレのリフォーム実例・使う人も掃除する人もラクに【何を優先するか】

途中で迷ったら、はじめの目標を思い出す
床を広く出すため、壁付けキッチンにした方がいいということはわかっていました。
ですが、はじめは、なんとか対面式のキッチンを維持できないかとリフォーム会社と相談を重ねていました。
狭いけれど前のキッチンカウンターを気に入っていたし、断捨離で何も置かないようになってからは、お花を飾る気持ちも取り戻せましたから。
なにより、カウンターキッチンで大きな壁もあれば、中が見えずに済みます。
途中、対面のままカウンターだけを残して、吊戸棚だけを取ろうか…とも考えました。
でも、それでは前とほぼ変わりません。床が狭いままです。「動きやすいLDKに」という目標には、とうてい届きません。
そこでやはり、対面式のキッチンは潰すことにしました。
迷ったときは、最初の目標を思い出すのが一番いいですね。
対面キッチンから、L字の壁付けのキッチンへ

(ビフォー。キッチンカウンターを挟んだダイニング)

(アフター)
壁付けのキッチンは20年ぶりです。一度目の同居に失敗し、夫の実家から出て賃貸に住んでいたころ以来。
賃貸にいた頃は、子ども達が後ろで何をしているかわからず、よく振り向きました。でも、今はそういう心配はありません。
義母は私が食事を作っているとき、リビング側に置いてあるソファーに座って、何かしらお喋りをしているからです。
終わりに
4年前の4月は、本来なら寂しさに浸っているはずでした。前の月に娘が結婚して家を出ていったからです。
でも、義母との同居のためのリフォームがあったおかげで、感傷に浸る間もなく過ごすことができました。
また、キッチンがいつも見えているため、否が応でも片付いた状態をキープできるようなりました。
予算も決めるまでの時間も少なかったですが、暮らしやすくなり喜んでいます。
✔目標を絞る
✔リフォームの途中で迷ったら、その目標を思い出す
✔シニア世代であれば、自分たちの老後もイメージしながら
この記事が、狭いキッチンのリフォームを考えている方のヒントになると嬉しいです。
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