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「亡き息子との思い出を整理。『過去を生きる』のをやめるためにはじめたこと/原田さよ」
義母の怪我をきっかけに同居を決め、古いトイレやLDKのリフォームをしました。今月は、このリフォームについて、ビフォーアフター画像をまじえながら紹介していきます。
1回目の今日は、中も入り口付近も狭いトイレのリフォームについて書きます。
目次 ▶
トイレのリフォームの目的 ▶
トイレはどんなリフォームをしたか ▶
役立つリフォームの情報の取り方 ▶
掃除がラクなトイレ
トイレのリフォームの目的
予算も広さも限られているなかでのリフォームなので、まずは快適に使えるということを優先しました。
収納を増やしたり、見た目の美しさを保ったりというような望みはありませんでした。
あくまで現実路線。より機能的な便器の購入はあきらめ、同シリーズでは下の価格帯のものを選んでいます。
トイレのリフォームの目的
<主目的>
・入り口の段差を解消して、転ばないように
・手すりを設置して、立ち座りを補助
・ドアごと交換して外開きに。トイレ内で転倒しても家族が中へ入りやすいように(狭さ対策にも)
<追加したこと>
・照明を明るいLEDにして、見やすく
・タオルハンガーの位置を変え、便器に水滴がつかないように
<狭さ対策>
・壁付けリモコンの便座に変える
・手洗い器一体型にする
トイレはどんなリフォームをしたか
目的を意識しつつ、実際には次のようなリフォームをしました。
1.段差解消(床を上げる)
2.便器の交換
3.床・天井・壁のクロス交換
4.手すりを設置する壁の補強
5.手すり設置
6、手すり設置にともなう、紙巻き器の移動・設置
7、タオルハンガーの移動・設置(便座に水滴がつかない位置へ)
8.ドア取り換え(内開きから外開きへ)
9.ドア取り換えにともなう入り口まわりのクロス交換
10.外開きドアのためのドアストッパー設置(リビングのドアとのぶつかり防止)
11.照明をLEDに
手を洗いやすいよう手洗い場を壁に設けたり、掃除しやすいようタンクごとパネルで隠すタイプも検討しました。ですが、面積と予算の関係で、いずれもわが家の場合は出来ませんでした。
そこで、今まで同様、タンクに手洗いがついたものを選びました。
*段差解消・ビフォー


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*段差解消・アフター


*ドアを外開きのものに

*ドアストッパー(磁石タイプ)

*壁丸くんという埋め込み型の収納を撤去し、手すりのための補強を入れてもらいました。

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役立つリフォームの情報の取り方
リフォームや介護の情報はネットで
段差解消の工事や、それに伴う機器の設置・取り換えは、
介護保険でまかないました。他の場所の手すりも、レンタルするもの・購入するもの両方において、介護保険を使っています。
この時代、リフォームや介護保険の基本的な情報は、ネットで調べるだけでもじゅうぶんに得られます。これは本当に助かりました。
情報をある程度仕入れ、こちらの希望を2つか3つくらいにまで絞っておいてから、リフォーム会社と話をするようにしました。
高齢者や障害者にかかわる制度や法律は改正されることも多いので、これからもアンテナを張っておこうと思います。そうすれば私のような社会経験の少ないものでも、慌てずに済むと思っています。
ブログ村テーマ
WEB内覧会*トイレより具体的なリフォームの情報は友人知人から
良いリフォームをするためには、公的な制度をうまく利用していくことも大事だし、本人や家族の状況をよく把握してくれているケアマネージャーさんの存在も大きいと思います。
それに加え、介護する側にとっての
キーパーソンも必要だと思いました。
●リハビリ病院で働く妹
●福祉の現場で仕事をしていた知人
●リフォームや介護経験がある友人
この人たちからのアドバイスを積極的に取り入れました。
たとえば、家で最後まで義父さんをみた幼なじみからは、夜中のトイレ介助のコツだけでなく、手すりの位置を考える時のポイントや、壁紙の選び方などを教わりました。
掃除がラクなトイレ
トイレをTOTOではなくリクシルにしたのは、リクシルの便座が表と裏に継ぎ目がなく、汚れにくいからです。
このことも、リフォームをした友人から教えてもらいました。
洗浄便座であればどこのメーカーのでも良かったけれど、私はリウマチで手が使いにくいので、汚れやすい場所の掃除がラクという情報は、本当にありがたかったです。
タオルハンガーの位置も、狭いトイレでは重要
今までのタオルハンガーの位置は、便座の真横あたりでした。ここだと、タンクの上の手洗いで手を洗ったあと、便座に水滴がついてしまうことがありました。

水滴が便座にかからないよう、リフォーム後はタンクの手洗い器のすぐそばへタオルハンガーを設置してもらいました。

終わりに
排泄が自立していることが人にとってどれほど大事かというのを、障害のある息子の世話をしてくるなかで嫌というほど味わってきました。
足りないところはあったと思いますが、このトイレのリフォームをしたことで、一日でも長く義母が自分でトイレに行けることを願っています。
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