
日曜、一人で住む母の家に行ってきました。
目的は別にありましたが、自分の本がまだ残っていたことを知り全て持って帰りました。
「服もまだ少し残ってるわよ」
と言われ、言葉を飲み込みました。
「もういらないわよ。廃品回収の時にでも捨てて下さい。」とさんざん言ってきたからです。
申し訳ないことをしました。
親子でも、人の物を捨てるのは勇気がいります。たとえ依頼されていたとしても。
それは私も同じです。
だいいち母はもうすぐ80歳。そんな思いをさせてはいけなかったんです。

帰宅後、娘の机にまだ残っていた古本と一緒にブックオフへ持って行きました。
雑誌200円、文庫本の一部が10円、20円で合計300円。
この300円でハガキを買いました。
他愛ない話を添えて母へ送ってみます。
メールばかりになっているからと電話するようにしていたのですが、補聴器をつけた耳では聞き取りにくいと言っていたのを思い出しました。
ゴールデンウイークはまた実家へ顔を出します。
私の物がもう残っていないか確認してきます。
3/29新刊発売。みなさまのおかげです。ありがとうございます。片付けが苦手でも年齢を重ねていても、身軽な暮らしに変えていける、未来は明るい!という思いを込めて書きました。