昨晩、再放送された「ウチ、断捨離しました!」を見ました。今日は、番組の中で聞いた、やましたひでこさんの「今のNGはあなた」という言葉に対して感じた思いを書きます。
「あの時の私にも言ってほしかった」、「これからは自分で言おう!」という思いです。
やましたひでこさんの公式サイトはこちら「今のNGは、あなた」
「ウチ、断捨離しました!」で紹介されたご家族のエピソードのなかで、私がもっとも印象的だと感じたのは、「夫が片付けてくれない」と悩む奥様のお話でした。
素敵な内装のお宅は、アドバイスにしたがいどんどん断捨離を進める奥様によって片付いていきます。とても頑張り屋さんの奥様です。
でも、「夫が片付けてくれない」という気持ちはなかなかおさまりません。
ご主人にもご主人の片付けに対する思いがあり、奥様への愛情ももちろんある。忙しさに口数の少なさが加わって、奥様にはうまく伝えられないでおられる。
断捨離熱でパワーを帯びている奥様には、ご主人の思いに気付く余裕がありません。
その様子は、まるでかつての私のようでした。
「あのね、ハッキリ申し上げると、今のNGはあなたなの」、やましたひでこさんが奥様にむけて言ったこの言葉に、ハッとさせられたのです。

夫は頼めば手伝ってくれる人で、私はそれに対してじゅうぶん感謝していたつもりです。でも、思い通りに片付けがすすまないと、「え?なんで?」と、よく夫に言っていました。
ときには、言われればきっと自分も不愉快になるとわかっているようなことを言ってしまったり。
息子が亡くなったあと、片付けに意識を向けることで、私は自分の辛さから逃れようとしていました。今だからわかることです。
自分の思いだけを先行させ、片付けた先にある暮らしを想像する力も、そばにいる家族の思いに気付く余裕も、まったくありませんでした。
『住まいのダイエット』を見て、息子の遺品整理について考えたこと最後はご夫婦が歩み寄り、仲良く片付けている様子が映し出されます。ホッとする瞬間でした。
きっとあれからも幸せに暮らしておられるだろうと思います。
思考の断捨離のたいせつさ
モノであふれた家、どこに何があるかきちんとわかっていない自分。このまま年をとっていくのは不安だ。私のこの思いは、息子の部屋を片付けてから強くなってきましたが、夫はそこまででもなかったと思います。
でも、片付いてきて物さがしをせずに済んでいる今を、夫も喜んでいます。
そう言われると私も嬉しいので、言葉にして返しています。
もうあの頃のように先走ることはないと思いますが、今回の再放送を見て、片付けにあらたな目標ができました。
片付けで迷ったときに、「今のNGは、私なのでは?」と考える余裕を持てるようになりたいという目標です。
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ブログ村テーマ捨てても、大丈夫だったもの。 50代からの片付け・収納・家事 断捨離でゆとり生活20歳以上の子どもを持つ親のつぶやき