今日は亡くなった息子の逮夜日でした。
四十九日を済ませた翌月から始まり、これで21回目になります。
この日に合わせ、和室をいつもよりきちんと掃除したり供え物は何にしようかと考えたりして動いています。
今していることだけを考えていられる時間はとても心地いい。
逮夜日までの数日で、一か月分のモヤモヤをリセットする習慣がついたように思います。
雑な暮らしをしてきました。
息子が生きていた頃は、この子に合わせて暮らしているからだと責任転嫁。
暮らしを豊かにスムーズにという発想も持ちませんでした。
愛情はあれどどう表現していいかわからないままの、愚かな母親でもありました。
「丁寧に」とか「穏やかに」という言葉が似合う暮らしを送ることが出来るのは、平穏で無事で幸せな家庭だけだと決めつけていました。
私は、間違ってました。
努力なしにそれを手に入れているはずもない。
毎日の小さな習慣の積み重ねが、そんな暮らしを作っているのだと知りました。
思い込みや自分の都合で無駄にしてきたことがたくさんありました。
でも、その無駄の一つ一つに記憶が乗っかってる。
丁寧な暮らしは、物事を無駄かどうかの物差しで測らないことから始まるのではないか。
たくさんのガラクタを捨ててきてそう思うようになってきました。
菜の花は義母がくれたもの。
リビングが片付いてきたので、ようやく飾れるようになりました。
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