3年かけて断捨離し、300枚以上あった服は現在フォーマルを含め50枚ほどになっています。ブレザー箪笥1本と和箪笥の引き出し3段ぶんは空になり、娘に譲りました。
今月は、服の整理(減らしつつ、これ以上増やさない)方法について、どのような順番で行うのがラクだったかをいくつかに分けて書いていこうと思います。

今日はその2本目。服の整理をする前日にしておくとラクなことについて書きます。
1本目はこちら
⇒ 服の断捨離のはじめ方 【迷いを減らすタイミング】服の断捨離をはじめる前にする3つのこと
クローゼットを開けて服の整理をする前日までにやっておきたいことは3つあります。
①片づける日の家事をできるだけ前の日の夜までにしておくこと
②服を減らす目的を確認しておくこと
③出した服を広げる場所を用意しておくこと整理収納の基本はいつも同じです。
ただ、そのものの量がとても多い場合は、事前に心づもりをしておくことが大切でした。
①片づける日の家事をできるだけ前の日の夜までにしておくこと
私の1回目の服の整理は2011年の今ごろで、300枚以上あったなかから15着程度しか減らせませんでした。
でも、ギュウギュウ詰めだったクローゼットから15着を選んで抜いてという作業だけでも、けっこう疲れてしまいました。
20年以上も捨てられずにいた服ですから、なかなか思い切れず、まず頭が疲れるのです。まだまだ服を減らしていく覚悟が足りませんでした。
体もですが、元々ダメ主婦な私は
頭が疲れると家事をするのが嫌になってしまいます。その日も洗濯物をたたむのもお米を研ぐのも億劫になってしまい、ダラダラと時間がかかりました。
出来上がった夕飯が美味しいはずもありません。
このとき思いました、「次に服を片づけるなら、せめて夕飯は作っておいてからにしよう」と。
以来、服に限らずですが、まとめて片づけようと思ったときは、
片づける日の前の夜に、夕食を用意して冷蔵庫へ入れ、掃除と洗濯も出来る範囲ですませておくようにしました。こうすることで、当日は片づけに集中できたし、そのあともラクでした。一日であれもこれも出来なくなっていると自覚したのも、この頃です。
②服を減らす目的を確認しておく
クローゼットを整理していて途中で嫌になっても、服を減らす目的をはっきりさせておくと、また頑張ろうと思えるものです。
これは、
はじめて行った片づけセミナーで、先生から教わったこと。(←旧ブログの記事へ飛びます)
そうはいっても、はじめのうちは、「目的?そんなのわからない。ただもう、多過ぎるから減らしてスッキリしたいだけ」などと、なかば自棄になって片づけていました。
でも、イライラしながら黙々と片づけているだけでは、モノが減っているのにスッキリしないのです。つまり楽しくない。
楽しくないと続かないから、途中で手を止め、先生のおっしゃるように服を減らす目的を考えてみました。

私はこのとき2つ目的をあげました。
ひとつは、
服を減らしてクローゼットに余裕をもって服を入れ、換気や掃除をしやすくすること。
もうひとつは、服を減らし切ったと思えたら、
罪悪感なく新しい服を買うこと。
着ない服が多過ぎるままだと自覚しながらする買い物なんて、全く楽しめませんでした。
でも体型も変わり年もとり、着て楽しむ服が本当に少なくなっていたのも事実。
だから、ただ減らして管理をラクにするだけではなく、
「買う」楽しみも持ちたいと思いました。
目的はなんでもいいと思いますが、具体的にあげる方が片づけがすすむと思います。
たとえば、クローゼットを処分して部屋を広く使うとか、ファッションの傾向をガラッと変えて残りの人生を楽しむ!とか。
③服を広げる場所を用意しておくこと
押入れを片づけようとしたとき、予想以上にものが多く、出してきたものを広げる場所が足りませんでした。その結果、片づけが思ったところまでできず非常にストレスを感じました。
それ以来、
ものを広げる場所を先に決めてそこを片づけておくというのを忘れないようにしました。
服であれば、グチャグチャになるのは嫌でしたから、広めに場所を確保しました(ベッド2台分と、床にも広げられるよう100均でシートを買って準備)。

笑われるかもしれませんが、私は服を片づけるまえに、目を閉じてスカスカになったクローゼットや行きたかったお店で服を試着している自分をイメージしました。
これ、けっこうやる気を維持するのに役立ちます。よかったら一度やってみてください。
目を閉じて、目的が達成されたときの部屋や自分を想像する。服の全てを出してきて広げ、要不要を分けるというやり方は、私ぐらいの年齢になってくるとキツイです。
だから一回でやりきろうとしないでいいと思います。
この辺りも含め、次は、実際に服を減らしていく過程について書こうと思います。
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。