3年かけて断捨離し、300枚以上あった服は現在フォーマルを含め50枚ほどになっています。クローゼットの1本は空になり、娘に譲りました。
⇒ 「シンプルライフの服装。断捨離3年目で、捨てるルールはこう変わりました」今月は、服の整理(減らしつつ、これ以上増やさない)方法について、どのような順番で行うのがラクだったかをいくつかに分けて書いていこうと思います。
今日はその1本目。下の順番で書いています。
●服の減らし方の失敗から学ぶこと
●服の整理をはじめるなら春先がいいと思う理由
●服を減らす目的は自由
整理収納の基本はいつも同じです。
ただ、そのものの量がとても多い場合は、事前に心づもりをしておくことが大切になってきます。

服の減らし方の失敗から学ぶこと
私は、着るか着ないかだけでは決められず、服を減らす段階でかなり悩んできました。
でも、婚礼ダンスはどれも満タン、家に備え付けのクローゼットもギュウギュウ。収納する場所がないからと衣装ケースを買い足してまで
着もしない服を手入れだけし続ける生活に、嫌気がさしていたのも事実でした。
意味のない衣替えに、時間とエネルギーをどんどん吸い取られているように思いはじめたのです。この憂鬱な気持ちがたまりにたまって、「いよいよ服の整理をしないと、体力も気力も持たない」と奮起しました。
でもこの時の服減らしは失敗でした。
バブル時代のスーツやワンピース、コートなど15着あまりを捨てたのは、2011年、娘が大学生になりこの家を出ていったあとの4月です。
15着程度だから、全体量からしたら一部。まだまだ古い服はたくさん残っていました。でも、大昔の服を手入れし続けてきた私にとっては、思い切った減らし方でした。
溢れかえる服に振り回されることから、少しでも逃れたい一心です。
でも、この
負のエネルギーだけを頼りにした急な減らし方は、その時の私には合っていませんでした。
理由はズバリ、捨てたスーツやコートがあとから惜しくなったから。
まだまだバブル期の服に染みついていた「良い時代の思い出」に、執着していたのです。
このあとしばらく、服の整理をしませんでした。まだまだ服は多いままだったため、手入れもラクにはならず、重たい気持ちだけが残りました。
この時の失敗があるので、2013年から本腰を入れた片づけでは、自分が納得できる理由と方法をゆっくり選びながらモノを減らすようにしてきました。
服については特に、「なぜ減らしたいのか」「服を減らしたあとどうしたいか」を確認できてから片づけようと決めていました。
逆に言えば、
動機や目的があいまいなまま服の断捨離をはじめないようにしたということです。

「服の断捨離・整理収納」は私が管理人をしているテーマです。多くの記事をブロガーさんがアップして下さっているので、ぜひ参考になさってください。
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服の断捨離・整理収納
服の整理をはじめるなら春先がいいと思う理由
服の断捨離をはじめるなら春先がいいと思う理由は2つです。
ひとつは、年度替わりで世間が切り替えモードに入っているため、その立場になくてもやる気を出しやすいこと。
もうひとつは、
今なら「この冬に着なかった服は来年も着ない」と納得しやすいこと。重たくてかさばる「着ることもないのに捨てられない」冬服を、来年も本当に着るのか?と冷静になれる。
重たくてかさばる服から減らすことで、達成感も得やすくなる。
暖かくなり切った5月以降になると、1年間着なかった冬服だとわかっていても、「たまたまこの冬は着なかっただけで、来年は寒さが厳しくなって着るかも」などと思ってしまう可能性があります。
これは、どこまでも服と自分の思い出にしがみついていた私の経験です。

服を減らすタイミングは、本当はいつでもいいのかもしれません。春先じゃなくてもいいし、季節の変わり目じゃなくてもいい。
ただ、何百枚もある服を持ち続けられないのは事実なので、踏ん切りをつけやすい時期を探すのも一手だと思っています。
服を減らす目的は自由
服を整理したい・減らしたいと思っているみなさんは、そのあと何をしたいですか。
古い服を捨ててクローゼットに余裕ができれば、たしかに服の手入れだけでなく掃除もラクになります。
でもそれ以上に私が嬉しかったのは、今の自分に合う服を見極める覚悟ができてきたことと、さらに減らして新しい服を買うという選択もできるようになったことです!
目的は自由に設定していいと思います。
服を減らし、クローゼットにあるどの服もまんべんなく着ることができるようになると、
暮らしが変わるだけでなく、生きること自体ラクになります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、私は実感しています。
これからも、自分に残っている体力や気力を信じて、迷いを手放しながら片づけていきたいです。
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