誰かに使ってもらえるなら手放せると考えている場合は、フリマやオークションを利用してみると手放しやすいと思います、という記事を何本か書いてきました。
でも、いちどトラブルもあったので、そのとき学んだことを書いておきます。フリマやオークションの出品デビューをする人の参考になれば嬉しいです。
トラブルはあったし、手間も少々かかるけれど、断捨離で出た不用品をオークションやフリマで売るのは悪くない手放し方だと今も思っています。
ただそのトラブルがあってからは、片づけに対する意識も、モノを手放すことに対する考えも変わりました。この順番で書いています。
目次・ 落札した商品が届いていません!と言われ
・ トラブル後のやりとりは、メールでは駄目
・ 電話でトラブル処理。目的と効果と結果と
・ 体力より気力
・「やめてみる」「やってみる」をバランスよく

落札した商品が届いていません!と言われ
以前、落札してもらって発送した商品が未着だと言われ、右往左往したことがあります。オークションでのやり取りにもだいぶ慣れ、安心して楽しめるようになったころでした。
番号を控えていたので配達記録を追跡してみたところ、発送から2日後には落札してくれた人の家のポストに投函されていたことが確認できました(番号付きのポスト投函タイプで発送)
トラブル後のやりとりは、メールでは駄目
「荷物の番号で落札者さまのおうちのポストに投函されていることが確認できたのですが、いかがでしょうか?」こうメールに書いて連絡しましたが、やはり届いていないとのお返事です。
これは直接やりとりした方がいいだろうと思い、こちらから電話をかけました。
電話にしたのは、メールだと時間がかかり、お互いの記憶が薄れると思ったからです。
それとやはり
、文字だけでのやりとりでは相手の感情までなかなか見えないため、お互いがお互いに対して不満をつのらせてしまうと思いました。
発送方法は、確実なものも含めいくつか提示したなかから落札してくれた人が選んだもので、こちらに非はないと思いたい。
でも、私の不要品を落札してくださったからこその取引です。最後まできちんと終わらせたいと思いました。
電話でトラブル処理。目的と効果と結果と
~目的と効果~電話には2つの目的がありました。
ひとつは、未着のおわびを声で届けること。もうひとつは、発送につかった封筒の特徴や大きさを伝えて、もういちど思い出してもらうこと。
残念ながら、そのときは思い出してもらえませんでしたが、こちらから電話をかけたことに対しお礼を言ってくださいました。ここでいったん電話を切りました。

今度は配送会社に電話。当日の配達員さんを調べてもらい、その人と直接やりとりしました。
このときも、発送につかった封筒の特徴や大きさを伝えました。すると、配達員さんも「薄っぺらい荷物でしたよね?」と思い出してくださいました。投函したポストの色まで思い出したとおっしゃったときは、すごい記憶力だと感心しました。
このことをまた電話で落札してくれた人に伝えると、ここ数日の記憶がだんだんとよみがえってきたようでした。
最後には「こちらが間違えて他の郵便物といっしょに捨てた可能性が高いです。その柄の封筒に記憶があるんです・・・。今回はあきらめます、すみません」と言ってくださいました。
★発送には、柄の入ったこのようなタイプの平袋を利用していました(そのときと同じものではありません)。普通の茶封筒より印象に残りやすかったと思うので、買って良かったです。
~結果~メールだったらもっと時間がかかったろうし、同じ結果が出せなかったかもしれません。だから一件落着でよし!と、すぐには思えませんでした。
やはり疲れたし、落札してくださった方に申し訳なかったからです。
この件があって以来、オークションに出品することがだんだんと減っていき、今は全く利用しなくなりました。
ただ、落札してくれた人、配送会社の受付の人、配達員さん、そのどなたもがとても良い人だったため、嫌な記憶として残らなかったのが良かったです。
どれだけネットでの売買が簡単になっても、最後に品物なり書類なりを届けるのは人であり、トラブルを解決できるのも人であるということもわかりました。
体力より気力
誰かに使ってもらえれば、不要だと思ったモノも無駄にならずに済みます。だから、なかなか捨てられないモノについては、いろいろな手放しかたを試してきました。
そうすれば、ただただ「もったいないから捨てられない」とだけ言って何もしないでいる自分にがっかりすることもなくなります。オークションのように対価が発生すればなお嬉しいです。
でも、「年を重ねていって、またトラブルが起きたとき、さっさと対応できる?」と自分に問うたとき、もう私には無理かもしれないと思いました。体力より、気力が追いついてこなくなっています。
でも、なんでも年のせいにしてしまうのは良くないという思いもあります。
「やめてみる」「やってみる」をバランスよく
このオークション後のトラブルをきっかけに、捨て方にこだわるのをやめました。
◎バザーに提供してみる。
◎リサイクルショップへ持っていってみる。
◎自治体のリサイクルに出すか、それも無理だと思うときはゴミとして潔く捨てる。
まだ使えそうに思って捨てられないモノは、この3つのパターンから選んでラクな気持ちで片づけています。
それでもまた出品したいと思ったときは、
確実な発送方法を相手の方に選んでもらえるよう、もっとしっかり説明しようと思います。
やってみなければわからないことはまだまだあると思います。だから、はじめる前から諦めるのは避けたいです。
「こうすれば捨てられるかもしれない」と思うことにはチャレンジしながら、焦らず着実に片づけていこうと思います。