今日は、片付け下手の私が最初に躓いたことについて書いてみます。同じような理由から、迷っておられる人のヒントになれば嬉しいです。
*片づけられない私の、最初の過ち
*「隠す収納」と「やり過ぎの予防掃除」
*外したら、ラクに!
*暮らしはいつも現在進行形。
この順番で書いています。
片づけられない私の、最初の過ち
人生で初めて賃貸に住むと決まった20数年前、真っ先に考えたのが、
「なるべく汚さないよう使って、将来、修繕費がかからないようにしなくては」ということでした。
当地では、部屋を借りる時に収めたお金のうちから、ハウスクリーニングの費用や原状回復費などを収める場合が多いです。うちのもそういう契約でした。
おさめたお金は我が家にとって大金です。
住んでいて自然に汚れる程度なら負担はかからないと言われても、それがどの程度のことなのかを調べる能力が、当時の私には全くありませんでした。特に心配したのがキッチン。
そういう、「住む」ことに関するお金への不安を、自己流の片付けや掃除でなんとかしようと思ってしまったのが、片づけられない私の最初の過ちでした。
キッチンの片付けについては、2年前こんな記事も書いています。
→キッチンやリビングから断捨離しても困らなかったもの、20。 
「隠す収納」と「やり過ぎの予防掃除」
~失敗を恐れた~ただでさえズボラで家事に追いかけられる毎日だったのに、子育ての要領も悪かった私は、危険を回避し、ご飯を食べさせるだけで精いっぱい。整理したり収納したりということにまで気持ちが及びません。
とにかく、「汚さない」「壊さない」だけは守られねば・・・と必死になり、コンロ付近の壁全体には天井までびっしりアルミホイルをはりつけ、五徳まわりもコンロ下もカバーやシートでしっかり覆いました。
大げさかもしれません。でも、この時の「汚さない」ことに対する脅迫観念のような気持ちが、私の間違った「隠す収納」と「やり過ぎの予防掃除」の始まりです。
~不安・油断~これらアルミ製のシートやカバーは、長期間放置すると壁やコンロにこびりつき交換しづらくなったので、マメに動けない私には手間に感じました。
不安なのに、「覆っておけば安心」という気持ちがどこかにあったのです。
また、覆うことに慣れてしまったというか、物も秩序なく隠すように収納していました。私は、見えていないと覚えられないということに気づいていませんでしたから、探しものばかりしていたのです。
こんな私が片付けを真剣に始めたのが3年前です。
外したら、ラクに!

覆っていた壁やコンロ周りのカバーを取ったら、それまでよりずっと掃除も簡単になりました。
次にはずしたのが、キッチンの入り口に付けていた目隠しカーテン。
「覆う」ことは良いこと=楽なことと思い込んでいたうえに、キッチンの中を見せたくないし見たくないという気持ちがあり、入り口にはカーテンを付けていました。
いずれも外したことで、すぐ見えているようになり、汚れたらさっさと拭こう・散らかっていたら片付けよう、という意識を持てるきっかけになりました。
暮らしはいつも現在進行形。
その時はそれが良いと思ってしたことも、時間が経てばまた変わる場合もあるのですね・・・。
この年になるまで気づかなかったことがまだまだありそうで、ちょっと怖いですが、わからないままよりきっといいのだと思って今も片づけています。
Webで参考にしてきたのがよそ様のキッチン。狭くても広くても機能的に整えられたキッチンには法則があると、徐々にわかってきました。
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Web内覧会*キッチン
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。