「出来ていない自分を責めるのも、嘆くのも、もうそろそろ終わりにしていいんじゃないの?」
インテリア雑誌をめくっては、「こんなスッキリした部屋で暮らせたら幸せだろうな。ラクだろうな。同じ主婦なのに私はなんでこうダメなんだろう。」とため息ばかりついていた若かった頃の私に、こう言ってやりたいと思うときがあります。
旧ブログでは、こんな記事も書いています。
「心がざわつく時ほど、部屋を片付ける」今日は、こんなマイナス思考だった私が、片付けを進めるうえで、やってみて役立ったこと2つについて書きます。
●マイナス思考を味方につけるきっかけ
●こんまりさんブームと、マイナス思考の私
●具体的に、やってみたことは2つ

マイナス思考を味方につけるきっかけ
片付けを始めても、途中でなんども挫折しました。やらなきゃとは思うものの、別の思いもあったからです。
「どうせ頑張ったところで、素敵な家にもならないし立派な主婦にもなれない」という捻くれた気持ちです。
そうはいっても、動かなければ何も変わらないのは同じ。
残りの人生、ずっとこう悶々としたままでいいのか?と思ったら、無性に片付けたくなっていました。人と比べては焦っていた自分の性格が、プラスに働いたのかもしれません。
こんまりさんブームと、マイナス思考の私
その時は、こんまりさんブームがまだ続いており、片付け情報がどんどん入ってきていました。世の中、「ときめき」旋風が吹いていたのです。
最初は少し苦手でした・・・「物にときめくってどういうことだろう?」ってまたウジウジとしてしまったりね。
でも、「ときめく」ものがわからなければ、「ときめかない」ものを捨てればいいかと思って実行できたのも、こんまりさんのおかげです。
本には参考になる部分がたくさんあり、片付けに対して持っていたイメージが変わりました。

どこまでも前向きじゃない感じだったのですが、それでもなんとか片付いてきました。
マイナス思考も捨てたもんじゃありません。
具体的に、やってみたことは2つ
片付けようと思い直した時にまずやってみたのが
「書くこと」。この家の何が嫌なのか、どう困っているかを、思いつくまま紙に書きました。このとき、キーを打つのではなく、紙にペンで書いたので、いっそう自分の負の部分がさらけ出せたように思います。
形式にこだわらず、率直な気持ちをどんどん文字にしていくと、自分の本音も見えてくるものですね。ちょっと新鮮でした。
この時のメモは、家と自分の現状を把握するのに役立ちました。なにから手を付ければ自分がラクになれるか、引いて、見て、考えることができるからです。
次にやってみたのが、
「散らかった家中の写真を撮ること」でした。
これも、メモと同じ働きをしました。ビフォーアフターを見られるので、片付けのモチベーション維持のためのツールになるからです。
◎困っていることを書きだしてみる
◎散らかった部屋の写真を撮ってみる
片づけたいけれど、なかなかやる気にならないと、モヤモヤした思いを抱えている方がおられたら、こんな方法もお勧めしたいです。
そのとき気持ちは曇るかもしれませんけど、それもきっと、片づけるうちに晴れてきます。
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。