命日よりも誕生日の方が
先週、亡くなった息子の誕生日がありました。前にも書きましたが、私は息子の命日よりも誕生日の方が、辛い気持ちになります。

でも、亡くなって10年経つ今年は、だいぶ変わってきました。
じつは息子の誕生日だった先週のその日は、友達と久しぶりに会っていました。でも、友達にこのことは話しませんでした。
それよりも、今話したいこと、今友達から聞きたいこと、こちらの方が私にとって意味があったからです。それだけ、息子の誕生日への思いが変わってきたということでしょう。
2015年にアップした記事です

これは現在の、息子が使っていた部屋の様子です。
遺品整理は、目的がはっきりしていれば悔いなく進められる
義母との同居とほぼ同じタイミングで、娘が結婚しました。その後、2人の孫が生まれました。
それらのタイミングに合わせて、残していた息子の箪笥や学習机やラック、大量の療育の資料やおもちゃなどをさらに片付け、この状態にしました。
まだ息子の思い出のものは、10キロのミカン箱で数えるなら5個分ぐらいは残っています。10年かけてここまで減らしたので、あとはもうゆっくりやっていくつもりです。
娘が結婚して孫が次々と生まれなければ、まだ息子の部屋は2015年の記事で貼り付けた画像のままだったと思います。
逆に言うと、「娘たちが帰ってきたときのための部屋を作る」という目的がなければ、あれ以上は整理できなかったかもしれないし、モヤモヤと悔いを残したままだったかもしれません。
目的さえはっきりしていれば、どれほど難しい片付けでも進められるものだと思いました。これは、遺品に限ったことではありませんね。
子供を亡くした人の片付けをサポートしたい
これからやりたいことというのは、子供を亡くした人に向けて遺品整理のやり方を伝えたいということ。
遺品整理の手順、寄付をするならどういうところが向いているか、供養に出すならどういう段階を踏めば罪悪感が少なくて済むか。
残す物の選び方、収納の仕方も。
また、一番大切な気持ちの整え方についても、その人に合わせた方法を共に考え、伝えたいです。
おわりに
子供を亡くした人に向けて遺品整理のやり方を伝えたい。サポートしたい。この気持ちは整理収納アドバイザーと生前整理アドバイザー1級の資格を取った58歳のときに固まっていました。
ただ、どんな形でやればいいかということがまだ決められないでいます。
でも、このブログに書けたことは、一つの進歩です。
というわけで、亡くなった息子の誕生日があったことと、子供を亡くした人に向けて遺品整理のやり方を伝えたいと思っていること、この二点について書いてみました。
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ブログ村ハッシュタグ#50代60代からの片付け#子供部屋の片付け#思い出の整理#遺品整理読者登録バナーもご利用ください。更新のお知らせが届きます。
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