介護付き有料老人ホームにいる母が、先日89歳に
88歳まで一人暮らしをしていた母の暮らしは、昨年の秋から激変。今、介護付き有料老人ホームにいます。ここに移って4か月になりました。
その母が、先日、無事に89歳の誕生日を迎えました。要介護3で自室以外は車椅子での移動ですが、入居したときより会話がスムーズになり笑顔も増えました。
ここに至るまでいろいろなことが起きたけれど、今はこれで良かったと思えます。あのまま一人暮らしを続けていたら、どうなっていたでしょう。
母は相変わらず忘れっぽいし、何百回言ってもエアコンをすぐ消してしまいますが、優しいスタッフさん達に見守られ安定しています。私もその様子を見て、安心できています。
母や私がこの暮らしを続けていられるのは、妹や弟のおかげです。

(イメージ画像ですが、母の居室に似ています。実際は、花柄のカーテンや壁紙を使ってあり、手摺がついていて、向かい側に洗面所やトイレがあります)
2022年11月、一人暮らしの自宅前で転んで出血、近所の方に救急車を手配してもらい治療、弟の家でしばらく世話になり、そのあと以前から見ていた住宅型有料老人ホームへ
↓
2023年1月はじめ、ホームの居室内で骨折し入院
↓
3週間後に回復期リハビリテーション病棟へ転院
↓
3か月後の5月に、現在の介護付き有料老人ホームへ
ざっくり母の変化をまとめるとこうなります。この間に母は、要介護1から要介護3になりました。
弟や妹への思い
介護付き有料老人ホームで89歳の誕生日を迎えられ、母の表情がしっかりして笑顔が増えたのは、スタッフさん達の介護のおかげです。
でもなにより私が感謝しているのは、忙しいなかこれまで動いてくれた弟や妹の存在です。
弟は、母の引っ越しの荷物移動や各種の手続きを。
ST(言語聴覚士)をしている妹は、すぐそばのリハビリテーション病院で働いており、面会はできなくても小さなメモが母に渡るようにするなどして母を安心させてくれています。
妹とのことは、以前こんな記事に書いています。未読の方はぜひご覧ください。
私が面会に行くと、妹が職員さんに託したであろうそのメモが(付箋です)、母の机にあるテレビの側にたくさん。

妹が母に残しているメモは、日常のささいなことです。でも、なんでもすぐ忘れてしまう母にとっては貴重なもの。私もそのメモを見せてもらうと、安心できます。
すぐ忘れるから
ところで、前に記事に書いた島根旅行のお土産「どじょう掬いまんじゅう」を持っていってあったのですが、母はまだ食べていませんでした。
島根県への旅、「どじょう掬いまんじゅう」が可愛くて美味しかった実家から持ち込んであった小さな仏壇にお供えして、なぜか扉を閉め切っていたのです。
差し入れは長期保存できるものにしているのですが、これからは母の目の前に出しておこうと思います。数ももっと少なくしよう。

画像は、母に渡した4個入りのどじょう掬いまんじゅうと、月1回参加している老人ホーム内の“生け花クラブ”のお花です。
「見よう見まねで生けているだけよ」、と謙遜する母を見ていると、ホッとします。

どじょう掬いまんじゅう(4個入り)3種セットおわりに
先日まで、面会は月に3回まででしたが、今月上旬から4回までになりました。一回につき家族2人まで居室内に入れるものの、弟はもちろん妹もフルタイムで働いているし、日曜は私が出にくいので、なかなか一緒には行けません。
でも、それぞれが、それぞれのタイミングで母に会い、報告しあえたらいいなと思っています。
年の離れた弟や妹のおかげで、私は今こんなふうに朝からブログが書けています。この気持ちを忘れないようにしたいです。
同居の義母87歳(要介護2)も、まあまあ元気にしています。食欲があり、よく喋っているうちは安心。
親の介護はあまりにも先のことを考えると、詰みます。
これからもいろいろあるでしょうが、感謝の気持ちを忘れないようにしつつ、できることはやってきたと思うことにして、無事にその日を終えるのが私の今の目標です。
2つのブログランキングに参加しています。バナーをクリックしていただけると嬉しいです。
ブログ村ハッシュタグ#有料老人ホーム費用#要介護3#認知症介護#義母の介護読者登録バナーもご利用ください。更新のお知らせが届きます。
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。