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苦手でもできる物が多いリビングの片付け方【収納編】

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リビングの片付け方について書きます。捨てるのが苦手だった私の、細かいけれど確実に物が減らせて、収納もラクになった片付け方です。

前回はリビング【整理編】、物を減らすことを中心に書きました。今回は、リビングの収納の話です。


私は整理収納アドバイザーですが5月で60歳になるので、シニアの暮らしに向けての整理収納も意識して、記事をまとめてきました。

この季節は、ふだん片付けにくいリビングを整理するのに絶好のシーズンです。何かのヒントにしてもらえると嬉しいです。

長文で画像も多めなため、目次をご利用ください。


目次
リビングの収納を考える、シンプルな順番と目標
狭いリビングの片付け。前回の記事の内容・今日の記事の内容
収納グッズや収納ラックを先に買わない(片付けが苦手な人は特に注意)
 ▶今すでにあるリビングのチェストやテレビ台を、収納の中心にする
「使う場所の近く」に置くのが正解、出しっぱなし・置きっぱなしにならない収納づくり
収納は苦手な人・忙しい人に合わせるとうまく行く
家族の「今」に合わせた収納の定位置をつくる(*シニア向けの収納も考えていく)
おわりに

2023年4月のリビング1

わが家の暗くて狭いリビングの様子です。先日、カーテンを洗っていたときに撮ったので、これでも明るい方です。ラグなどは、義母が滑ると危ないので敷いていません。



リビングの収納を考える、シンプルな順番と目標


リビングにある物をしっかり減らす…不要なものを取り除く

分かりやすい収納にしていく


整理とは、多くのもののなからから不要なものを取り除くことを言います。

整理(不要な物を処分)し終えてから収納のことを考えるのが、失敗しないやり方です。物を減らすのはたしかに大変で、体力も気力も必要ですが、物の量が少ない方が収納が簡単になります。



娘の家もそうなのですが、子どもが小さいあいだは、リビングに置くものは増えていくものです。

ですが、年齢を重ねてからはリビングに置くものを減らすことができます。大人ばかりなら、自分のものは個々で管理できるからです。

大人ばかりのリビングが片付いていないというお家は、たいてい、使わないものや個人のものがリビングに沢山あります。

まず、リビングに置くものをしっかり選び、物の量を減らしてみてください。それから収納のことを考えていきます。

収納上手イメージ リビング 洗面 寝室 
(イメージ画像です)

また、リビングは家族共有で使う部屋だから、美しく見せることより、家族の誰もが分かりやすい収納にすることを目指してみてください。

見た目に綺麗な収納でも、必ずしも使いやすいとは限りません。何がどこにあるか、パッと見て、家族の誰もがすぐわかる状態にしておきたいですね。

そこで最初に、リビング収納の目標を、次のイラストのように考えてみます。



片付けセミナーのパワポからスクリーンショット リビング整理収納



物の置き場所が決まっていないなら、使う場所の近くに収納できるようにしていきます。使う場所の近くが、出し入れするのにもっともラクな収納場所だからです。

また、今の収納がめんどうなら、ラクにしまえる収納に変えていきます。

縦型のボックスに物を収納して並べたはいいが、どんどん放り込んでしまい何を入れたかわからなくなってきたとか、せっかく仕切り板を使って収納したのに、ぐちゃぐちゃになってきたとか。そうなってしまうのは、その収納のしかたが、自分や家族に向いていないからです。

3の「入りきらない場合は物を減らす」は、前回の記事で書いたとおりです。



狭いリビングの片付け。前回の記事の内容・今日の記事の内容


ものの量を減らすためにしてきたことの順番は、次のとおり。


①どんなリビングにしたいか、どう使いたいか、書き出してみる(目標を決める)

②なぜリビングが散らかりやすいのか考える(写真を撮る・書き出す)

③捨てにくいものも忘れずに捨てていく(はじめはスピード感が大事)

④リビングで使うものと使わないものとを区別する(リビングに置いておかなくていいものはリビングの外へ)



今日はこの続きを書きました。

⑤収納グッズや収納ラックを先に買わない
 片付けが苦手な人は特に注意 今あるリビングのチェストやテレビ台を、収納の中心に

⑥「使う場所の近く」に置くのが正解、出しっぱなし・置きっぱなしにならない収納づくり

⑦収納は苦手な人・忙しい人に合わせるとうまく行く

⑧家族の「今」に合わせた収納の定位置をつくる (シニア向けの収納も考えていく)


 

収納グッズや収納ラックを先に買わない(片付けが苦手な人は特に注意)


拙著でも書きましたが、何を入れるか漠然としか決めていないのに、先に良さそうな収納グッズを買ってしまって失敗したことがありました。これは本当にもったいないことでした。

お揃いの収納ケースをドン!と買ったはいいが、ラベリングだけしてあとは放置…。

私がやっていたこういう失敗は、片付けが苦手な人にありがちなことかもしれませんので、このことを先に書きました。

もし、見た目も揃えたいと思うときは、収納プランをしっかり考えてからにしてほしいです。

リビング2023年4月末の様子

また、リビングにはおそらくチェストやテレビボードがあるはす。そのチェストと、テレビボードを、リビングの収納の要にしていきましょう。

むやみに収納ラックを増やさず、まずは、今あるチェストとテレビボードにおさまるよう、物を減らしてみてほしいです。

年齢を重ねるにつれて、リビングの床が広く見えているほうが安全だからです。



1階建付け収納 中長期保管の書類

チェストやリビングの造り付け収納の中は、用途別にグループにして、カゴなどでざっくり分けておくと出し入れがラクです。

そのカゴも、まずはお家にある箱などで代用してみてください。いれる物が決まって安定してきたら、100円ショップなどでカゴを買うのもいいと思います。

ポイントはあくまでも「用途ごとにまとめて」収納すること。




「使う場所の近く」に置くのが正解、出しっぱなし・置きっぱなしにならない収納づくり


リモコンやダイレクトメール、体温計やアルコール消毒液など、リビングに無造作に出しておきがちな小物がいくつかあります。そういうものをしまう定位置を決めます。

使うものを、使う場所の近くに置く。くりかえしになりますが、これは収納の基本で、どんなものでも同じです。

リビングテーブルにおいたリモコン収納ケース(娘)20180407

ひざ掛けやクッションなら、ソファーに置きますね。それと同じ理屈で、テレビやエアコンのリモコンならソファやダイニングテーブルの近く、DMや書類、体温計や飲み薬なども、それを手に取って使う場所の近くに収納できるようにします。

娘の家のダイニングテーブルの上には、ここにあると便利なものを、100円ショップで買ったものに入れているようです。



狭いLDK ソファ近くのラック

こちらはわが家のソファ付近。ここに座った時に使うものを、マガジンラックにまとめて入れています。ソファの前に置いていた重たいリビングテーブルは売りました。義母が歩きにくいからです。



収納するラックは、あまり大きなものはおすすめできません。

大き目の収納ボックスやカゴは便利なように感じますが、入れ物が大きいとどんどんそこへ物をいれてため込みがちになってしまうからです。

また、収納家具が大きいほど床が狭くなって歩きにくくなります。

もし収納ラックを増やすなら、狭いリビングの場合は、移動させやすい小さなラックや、持ち運びできるバスケット等を利用するのがおすすめです。




*参考商品




収納は苦手な人・忙しい人に合わせるとうまく行く


リビングは家族みんなが使う場所だからこそ、みんなが自分のものを持ってきて、そのまま置いておきがちです。

では、どうすればいいか。個人のものであれば、その人の部屋へ持っていってもらうのが正解です。リビングで使ったとしても。

とはいえ、1日中忙しくしている人や、そもそも「散らかっていてもいい(本当は散らかっていない方がくつろげると知っている)」という人には、自分の部屋へ持っていくのが難しい場合も。

それで、収納を忙しい人や苦手な人に合わせていきましょうということになります。



ポイントは、その人が、リビングのいつもどこに座るかというのを観察しておくこと。

その人が座るそばに、放置されがちな上着やバッグを置く場所を作ってあげると、スッキリしてきます。

ウオールハンガー

例えばご主人が外から帰ってきて、仕事用のバッグやアウターをソファーの上に置き、食事が終わってもバッグだけしか自分の部屋へ持っていかないなら、リビングの一角にアウターをかける場所を決めてみるのはいかがでしょうか。

画像はわが家の、リフォーム前の様子。私のストールがかかっていますが、ここに夫のアウターもかけていました。すぐ前にはダイニングテーブルがありました。




ニトリ


家族が自分のバッグを、リビングのソファやダイニングの椅子の上にいつも置いたままにしているなら、それを放り込む大き目のカゴをそのそばに置いておくのも一手です。

ほんとうは、収納用品を増やすのはおすすめできません。

でも、ソファやダイニングの椅子は座るためのものだから、なにも載っていないのがベスト。苦手な人、忙しい人に合わせつつ、折り合いをつけながらリビングをスッキリさせていきたいですね。







家族の「今」に合わせた収納の定位置をつくる(*シニア向けの収納も考えていく)


子どもが小さいうちは、リビングで学習することもあると思います。わが家はリビングダイニングのなかでも学習ゾーンを決め、その場所で使うものをざっくり入れておけるカゴなどを置いていました。

年齢を重ねてからは、リビングの使い方も変わってくるでしょう。



目の高さから腰の位置ぐらいまでの場所にものを置いておくと、年齢を重ねてからも、ラクに出し入れできます。

同居の義母の薬やメモ帳は、ダイニングテーブルの上に箱を置いて、そこを定位置にしています。



おわりに


年齢を重ねれば、今よりきっとリビングには長くいるようになっていくと思います。そのときのためにも、欲しいものがすぐ見つかり、なるべく身体に負担がかからないリビング収納にしていくことが大切です。また、自分が管理できるだけの量をキープするのも意識したいところです。

捨てるのが苦手で、ずっと迷ってばかりいた私も、使いやすいリビングに出来ました。ぜひ、片付けてみてほしいです。


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2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。
記事:今の暮らしを変えて、人生後半を身軽に楽しく生きる

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原田さよ

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考・衣・食・住、すべてをシンプルに。片付けやすい順番や罪悪感のないものの減らし方、家族のだれもがわかりやすい収納、身体も心もラクでいられる家事のやり方について書いています。少ない服でも楽しめる着回しの工夫なども。
ものを減らしてゆったり暮らせるようになりました。自分に使える時間が増えたことが一番嬉しいです。

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