今日はリビングの片付け方についてまとめました。捨てるのが苦手だった私の、細かいけれど確実に物が減らせたやり方です。
友達の家に遊びに行ってきました。閑静な住宅街、南向きに面したリビングダイニングには大きな掃き出し窓が二つ、家具も良いものばかりで、とても羨ましい空間です。
注文住宅で20年以上になるとのこと、味わいも出ていて素敵でした。
ところが本人は、「なんだか落ち着かない」を連発。うちもそうでしたが、家族それぞれが年齢を重ねライフスタイルがバラバラになってきたのが、落ち着かない原因かもしれないと思いました。
物の見直しに加え、家具の配置換えなども必要だと感じ、私に言えることは伝えてきました。長く住んでいれば物も増えてきますから、そんな話もしてきました。

*イメージ画像です
物が多いリビングを片付ける順番
友達の家のように広くても、我が家のように狭くても、片付けの手順や考え方は同じです。
長くなったので、二回に分けてブログにアップします。今日は、整理収納の「整理」のほうです。
①どんなリビングにしたいか、どう使いたいか、書き出してみる(目標を決める)
②なぜリビングが散らかりやすいのか考える、写真を撮る・書き出す
③捨てにくいものも忘れずに捨てていく(はじめはスピード感が大事)
④リビングで使うものと使わないものとを区別する、リビングに置いておかなくていいものはリビングの外へ移動させる

*朝のうちしか日が入らないわが家の狭いリビングも、片付けの効果で使いやすくなりました
わが家のLDKは13畳ほどで、戸建てのわりに狭いです。ものを捨てたくなかった私は、リビングの片付けを「隠す片付け」でごまかしてきました。
「隠す片付け」は物の移動をしているだけのことですから、本当の片付けではありませんでした。それが分かったのは、片付け方を学んでから。今は細かい物でいっぱいだったリビングも、使いやすくなっています。
①どんなリビングにしたいか、どう使いたいか、書き出してみる
まず、どんなリビングにしたいか書き出してみます。目標がはっきりしていないと、その先の片付けが続かないからです。
とはいえ、はじめはそれも難しかったので、私はどんなリビングが不快なのかを書き出してみました。
NO…欲しいものがすぐ見つからないリビングは辛い
NO…物が多くて目が疲れるリビングは辛い(くつろげない)
NO…母や友人を呼べないリビングは辛い
これを元に、目標を定めました。
目標…欲しいものがすぐ見つかるリビングにしよう
目標…物の総量を減らそう
目標…人を呼べるリビングにしよう
「自分のワークスペースを一角に作りたい」とか「花を飾れるリビングにしたい」とかもいいですね。頭の中で考えているだけより文字で確かめるほうが把握しやすいので、書くのはおすすめです。
捨てることに抵抗があった私は、こんな記事も書いています。未読の方はぜひご覧ください。
②なぜリビングが散らかりやすいのか考える、写真を撮る・書き出す
なぜリビングに物が増えやすいのか、散らかりやすいのかを考えると、具体的に何から片付ければいいかイメージしやすくなります。
写真を撮っておく、散らかる原因を書き出してみるのがおすすめ。そのまま見ているより客観的に捉えられるので、面倒に思うかもしれませんが是非やってみてほしいです。
たとえば、前のわが家のリビングはなぜ散らかっていたか。これらをひとつひとつ解決していくのを目指しました。
●そもそも、物が多過ぎた●リビングに置いたものは、そのまま放置していて良いという家族共通の思いがあった●置き場所が決まっていないものが多かった
●決めた収納場所でも、家族の現状にあっていなかった
●美しい収納を真似しようと思い収納グッズを揃えたり、目隠し布をかぶせたりしたが、出し入れしにくくよけいゴチャついた

*リフォーム前のわが家のLDK
③捨てにくいものも忘れずに捨てていく(はじめはスピード感が大事)
●そもそも、物が多過ぎた物が多すぎるのがわかったら、まず、もう使っていないものを徹底して処分します。と同時に、捨てにくいものも忘れずに捨てていくのがポイント。
粗大ごみや不燃ゴミの日を忘れないようにして、捨てにくいものを確実に捨てていくようにしてほしいです。
捨てにくいものを忘れずに捨てれば、「出しそびれた!また今度でいいか…」となって片付けが滞ってしまうのを避けられます。はじめのうちは捨てるスピードというか、勢いも大事です。
残すか手放すかで迷ったときは、「使っているかどうか」でまず区別し、それでも迷う場合は「大切かどうか」で区別してみてください。
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*セミナー用に作ったパワポから
④リビングで使うものと使わないものとを区別する、リビングに置いておかなくていいものはリビングの外へ移動させる
●リビングに置いたものは、そのまま放置していて良いという家族共通の思いがあった
次に、リビングに置いておかなくてもいいものはないか見直しました。
✔読みかけの本や、置いてあるだけで読まない書類
✔多すぎるクッション
✔統一感のない飾り物(イミテーションの観葉植物、お土産など)
✔使わないままの座椅子
✔中途はんぱな収納家具(中身を整理したら空になったので、結局は処分しました)
✔たたんだままの洗濯もの
処分できるものは処分。数を減らしたり、個人のものは個人の部屋へもっていく習慣をつけてもらったりして、リビングには置かないようにました。
リビングが使いにくいと思っている方は、まずはここまでの順番でいらないものがないか確かめてみてほしいです。
終わりに
今日は物を減らすことを中心に書きましたが、実は、「狭いのだから、物は少なければ少ないほどいい」というのは正解ではありません。
それよりも、
欲しいものがすぐ見つかることや、
使った後すぐ戻せることの方が大事です。量があるていどあっても、これさえできていれば使いやすいリビングになるからです。
雑貨など小さいものなら取りかかりやすいと思うので、「今週末にやろう!」と時間を決めて整理してみてほしいです。
整理が済んでから、収納のことを考えます。次回はそのことを書きたいです。またお立ち寄りください。
続きを書きました!
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3/29書籍発売。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。