健康だけが取り柄なのと言っていた私は、40代で関節リウマチを発病しました。10数年経った今、いちばん変わったとしみじみ思うのは、身体や日常生活ではありません。
一番変わったのは性格だと思います。性格は変えられないと思っていたけど、明らかに変わった部分が。
発病するまでの私は、負けん気が強く、自分にだけじゃなく他人に対してもすごく厳しいところがありました。
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今の私は、負けるが勝ちというか逃げるが勝ちというか、争いを避けるようになりました。人とも自分とも闘わない。外でも、心の中でも。疲れるだけだしね。
そう思いながら昨日つぶやいたツイート。ちょっとしんどいことがあった後に。
関節リウマチは、直接命にかかわるような病気ではありません。ですが、今まで当たり前に出来ていたことが出来なくなり、完治が難しいと言われる病気です。
私が辛かったのは、日常のささいなことが出来なくなったこと。主婦なのでこれには手を焼きました。飛んだり走ったりはできるのに、細かいことはしにくいタイプの患者です。
たとえば、包丁やハサミ、濡れたバスタオルを干したり(バスタオルは全部捨てました)、たたんだりシーツをめくったり、文字を書いたり針を使ったり、玉ねぎの皮をむくのもてこずるし、水を洗面台下にこぼさずに顔を洗うといったようなことも上手くできません。手や指先を使うのは家事だけではないので、工夫して暮らすことが必要です。
出来ないわけじゃないし、とても困っているわけでもない。けれど小さな困りごとが一日の中にたくさんあり、やろうとすると痛かったり、しにくかったりという感じ。
こういう毎日を暮しているうちに、性格が変わってきたのだと思います。
負けるもなにもないわけです。頑張っても元のようには出来ないわけですから。
病気になって、それまでいかに自分が恵まれていたかを知りました。当たり前に思っていたことがそうでないというのも、理解できるようになりました。
考え方も変わり、性格も変わった。昔に比べればだいぶ穏やかになりました。
それでも昨日のように迷うこともあります。
そんなときは、病気になってから出来なくなってしまったことを嘆くより、今も出来ていることの方を喜ぼうと思います。
たしかに工夫は必要ですけど、治療のお陰で出来るようになったことがたくさんありますから。
久しぶりに発病当時のしんどかったことを思い出し、今はその時に比べれば本当にラクになったな、とくに気持ちがラクになった。そう思ったので朝から書いてみました。
良い週末をお過ごしくださいね。私もそうします!
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