長生きなんてしたくないと言った母
「長生きしたくないと思っているの。でも、こればかりはどうしようもないからね」と、去年の秋ごろだったか、母は笑いながら言っていました。こういうことを言う性格の人ではなかったので、よく覚えています。
そのときはまだ一人で暮らしていて、家事も買い物もできていたので、それを思うと今の状態は切ないものです。母の暮らしはすごく変わりました。
高齢だから手術前より良くなるのは難しい。でも
先月の初め、老人ホームの居室内で骨折し、手術・入院していた88歳の母。3週間後の先日、回復期リハビリテーション病棟のある病院へ転院しました。
「高齢の場合、リハビリしたとしても、術前に比べて一段階落ちると思っておいてください」。手術前に、こう言われていました。
杖無しで歩いていた人であれば、骨折後のリハビリで杖をついて歩けるぐらいまでには回復する。
杖をついて歩いていた人であれば、歩行器を使っての歩行になるというような例を挙げて説明していただきました。

つまり、母のようにほぼ車椅子での移動だった人が、杖をついて歩けるようになるのは難しいだろうということ。
けれど母は、おかげさまで、歩行器を使ってのリハビリを始めています。もしかしたら、杖をついて自分で歩けるようになるかもしれません。
画像はイメージ画像です。スリッパではないと思うし、この形ではなくU字型でキャスターが付いている歩行器を使っているようですが、よく頑張っているとのこと。
おわりに
「歩けるようになるなら、リハビリを頑張ります」とはっきり言ったそうなので、母は自分のために頑張ると思います。
私も妹も弟も、車椅子からトイレに自分で移動して座れるようになれば充分かも…と思っていたので、喜んでいます。
長生きについてはさまざまな考えがあるけれど、がんばる母の様子を知ったら、私も今やりたいこと・やらねばならないことを後回しにせずやっていこうと思いました。
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