読もう読もうと思っていたベストセラー「九十歳。何がめでたい」があまりにも面白かったので、こちらも大人気の「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」を読みました。私はこの本に、大いに励まされました。

画像はイメージです。フリーのもの。この本を読んで浮かんだことにぴったりだったので使いました。何歳になっても上を向いて歩いていこうというイメージです。
笑いのない毎日ほどつまらないものはない
50代60代80代という枯れた大人ばかりで住んでいるわが家。ものすごく辛いことやしんどいことじゃなくても、日々いろいろあります。
そんな毎日の何が寂しいって「笑い」がほぼないこと。
コロナ禍になったのもありますが、年齢を重ねて行動範囲が狭くなったこととも無関係ではないでしょう。
もともと出不精でしたが、ここまで家にいる生活になるとは思っていませんでした。
まだ去年は良かった。夏までは毎月セミナーを開催していたので、はじめて会う人にお話をする、お話を伺うということがありましたから。2人目の孫が生まれ、娘たちを預かっていた1ヶ月も楽しかったです。
でも、今は本当に家族以外の人と話す機会が減っています。当然、笑うことも減っている。
だからこそ、本で笑わせてもらえるというのは貴重で、これまで以上にありがたく思います。
はじめは図書館で借りたのですが、すぐアマゾンで買うことに。声を出して笑ってしまうぐらい面白くスカッとしたので、手元に置いておきたくなりました。
こういうことをしているから本がまた増える。でもいいのだ。
本はkindleでも読んでいますが、寝る前に読むには紙の本のほうが癒されるというか目に優しいというか。
面白すぎて、ふぁっふぁっふぁーと本を持ったままベッドへ倒れ込んだこともあります。そのぐらい魅力いっぱいの本でした。
「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」、おすすめです
愉快、痛快。こんなふうに考えられたら、言えたら、どんなにスッキリするだろう。年齢を重ね経験を積んでこられたからこそのお考えなので、もしかしたら古い考え方だと捉える人もいらっしゃるかもしれません。でも私は、どのエピソードからも新しさを感じました。
そう思いつつ読んでいて噴き出したのは、新聞の身の上相談で怒るところ。
その
「時は流れぬ」では、相談者の身の上を想像しながらも、最後にはバッサリ回答します。
その回答が鮮やかすぎて、何回読んでも笑ってしまう。今これを書いていても思い出して笑っています。くくくくく、止まりません。
「小さいマスク」のお話も良かったです。笑っちゃいけないのかな…と迷うもののやっぱり笑ってしまった。
もちろん、それだけではありません。うーんと唸りながら考えさせられるお話が多いです。勉強になるし叱咤激励されているような気にもなる。
私はまだまだ読むと思います、これからも。それぐらいこの本に励まされています。
佐藤 愛子 小学館 2021年08月06日頃
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そうそう、この本のもう一つの魅力は装丁です。図書館本だと汚れ防止に透明カバーがきっちりかけられていて表紙が見られないけれど、買えばカバーをめくってじっくり見ることができます。
この本の表紙に描かれた小さなイラストの数々が、それはもう可愛くて楽しくて。そのイラストを見れば、「ああこれはあのことね」と想像できる仕掛けになっています。
つまり、表紙を見ているだけでまたフフフフと笑えてくる本なのです。こういうのも紙の本の魅力。
今週は冬の寒さが逆戻りした日があり、冷えました。こんなときにこそ、ワハハと笑える本を読んで身体の芯を温めたいです。
「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」、未読の方はぜひ読んでみてください。おすすめです。
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