肺や心臓の状態が悪く、骨折したところの手術ができないかもしれないと先週言われていた母。
妹と二人、もう良い方には向かわないかもと話していました。うんと年下の弟には、そんなことは言えませんでした。
過去記事とプロフィール・ブログ村でもおかげさまで回復し、昨日の午後から手術を受けることになって行ってきました。手術の日だけ面会が許可されるとのことで、家族控室で待ちました。
ストレッチャーに乗せられ運ばれてきた母の顔は、想像していたよりも明るく、マスクの上から大きなフェイスシールドをしていた私のことも分かるようでした。
「忙しいのにごめんね」「何時ぐらいに終わるのかしらね(待たせるのかしら…の意味だと感じました)」。母らしい言葉が聞けて安心しました。
でも、2,3分の会話でも話がかみ合わないことがあったし、手術を受けることも今一つ分かっていないようでした。
麻酔も入れてだいたい3時間弱ぐらい。
この時間、私を励ましてくれたのは、さくらももこさんの本。読みかけの三冊は作者がバラバラですが、そのうちの一冊、さくらももこさんのを持って行きました。
さくらももこさんのエッセイなら、きっと待っている間も明るい気持ちでいられると思ったからです。
さくらももこさんの「ひとりずもう」を何日か前から読んでいました。とにかく面白くて面白くて、家で一人で読んでいても、声を出して笑ってしまうんです。
家族控室は20畳ほどだったでしょうか。二人掛けのソファーが3つ、一人用のが2つ、40インチくらいのテレビが1つ置いてありました。こんな時期だからか、私以外に誰もいませんでした。
母のことを案じているはずなのに、さくらももこさんのその本を読んでいたら、とにかく面白くて、つい、ニヤニヤしてしまいました。
文章もとても読みやすく、改めて、さくらももこさんはすごい人なんだと思いました。この本に、昨日はとても救われました。
手術を終えて母に会いに行ったら、思っていた以上に元気そう。顔色もよく、自分が手術を受けたことはわかっていたので一安心です。
手を振ったら、手を振って返してくれました。なんだか子供時代のことを思い出しました。さくらさんの本が子供時代のことを書いた本だったので、その影響もあったと思います。
暖かいですね、ここのところ。そのせいか、なんとなく体がだるいです。でも、楽しいことや面白いこと、自分に起きた良いことを励みに今日も頑張ろうと思います。
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