定年後の夫は寂しいと言うが
「あんまり寂しいから」、夫からそう言われてハッとしました。私は娘が結婚して家を出てから、いちどもクリスマスらしいことをしていなかったかもしれません。
それらしい夕食を作ってクリスマスの飾りをしていたのは、娘が家にいる間だけでした。
いえ、そもそも夫がそんなことを言うのは初めてです。手にはショートケーキの入った袋が。
夫はリモートで仕事を続けています。ただ、定年してからは、家のことだけでなく自分たちの老後のこともよく話しかけてくるようになりました。
忙しく、通勤に往復4時間近くかかっていた頃には考えられなかったことです。
*イメージ画像家族が喜んでくれたら、きっと自分も嬉しい
私は元々イベントにあまり興味がない人間です。若い頃から、女子らしくない女子でした。
それでも子供たちがいた頃は、誕生日はもちろん、季節に合わせていろいろしていました。たとえば冬至にカボチャやゆず風呂とか、お正月やらひな祭りやら端午の節句やら、お月見やらも、ささやかでも何かしていました。
それが、シニア3人になってからはほとんどしなくなりました。誰も喜ばないと思っていたのですよ。逆に言うと、喜んでくれるからしていたのです。
でも、「あまりにも寂しいから」と夫に言われ、ハッとしました。義母ももしかしたら、そんなふうに思っていたかもしれませんね。
老人ホームでの、夫と母の会話
その日は義母を施設へお願いして、母のいる老人ホームへ夫婦で面会に行った日でした。夫が母と会うのは9月以来。
夫のことを覚えているかな?と思ったのですが、ちゃんとわかっていました。ふだん通りに会話をしていました。
「朝から、パーティーがあったんですよ。リボンをかけた可愛いプレゼントももらいました」
嬉しそうにそう言った母は、プレゼントの包みのようすをジェスチャーで教えてくれました。母のいうパーティーは、クリスマス会のことでしょうね。
夫はその言葉を聞いて、クリスマスケーキをわが家でもと思ったのかもしれません。

おわりに
クリスマス会の様子をいきいきと話す母を見ていたら、私も嬉しくなりました。元気になってきて本当によかったです。
夫との会話を聞いていると、まるでしっかりした高齢者のようでした。10月にあんなことがあったなど、嘘のよう。
家族が喜んでくれたらきっと私も嬉しい。義母と夫と私、シニア3人のわが家ですが、来年からはクリスマスっぽいことを復活させようと思いながら書きました。
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