「人は基本的にいいお話を読みたいものです」
出版社から本を送っていただきました。久しぶりに若い著者さんのエッセイを読ませてもらって、気持ちが ほわっと明るくなったのでご紹介します。高橋久美子さんのエッセイです。
「人は基本的にいいお話を読みたいものです。そこを意識してください」。これは数年前、ある編集プロダクションの人から言われたことで、今も忘れられない言葉です。
高橋さんの本を読んで、久しぶりにその言葉を思い出しました。気持が前向きになったのです。

高橋さんは1982年生まれ。作詞家でもある40代の女性です。
優しくて素直で自然体、暮らしを楽しむ人の思いをそのまま知ることができました。ピュアという言葉も、久しぶりに思い出しました。
「暮らしっく」高橋久美子さん 扶桑社心動かされたのは、「モノがとても多いのにいつも楽しそうに暮らしている」こと
具体的に、何に私が癒されたかというと、モノがとても多いのにいつも楽しそうに暮らしていらっしゃる点です。ていねいに大切に扱っていらっしゃる点。もちろん他にもいっぱいあったけど、いちばん思ったのはそこです。

50代になって息子を亡くし、何がなんだかわからないまま片づけはじめ、気づけば暮らしやすくなっていたからと、私はどんどん他のモノも手放してきました。
過去記事と私のプロフィール・ブログ村ただ捨てただけでなく、あれをやめたとかこれを諦めたとか、もういろいろ楽になりたいとか、そんな事ばっかり書いてきました。そういう私に扶桑社の編集の O さんがこの本を送ってくださった。
読ませてもらってすぐ、「ああこんな暮らしは素敵だな、いいな」と思っています。ニヤニヤしながら読んでいることに気付いて、また笑ってます。
捨てる暮らしもあれば、捨てない暮らしもある
このブログに来てくださる人は多分、「捨てる」暮らしやモノの少ない暮らしを目指している方が多いと思います。
高橋さんはその逆です。捨てない暮らし、着ない服でも何年も置いておき出番がくるのを待つ暮らし。愛しく大切にしてきた沢山のモノとの暮らし。
少しでも減らして老後を身軽にと思っている私が、こうして書きたくなったのは、ただただ、高橋さんが楽しそうに暮らしておられるから。私もそんな暮らしをしたいから。
捨てる暮らしもあれば、捨てない暮らしもある、それぞれ楽しければいいと、あらためて思ったから。
私はこうだよ、これで毎日が楽しいし楽だよ、こんなふうに変わってきたよと教えてもらった。
私のとは違うなぁ、でもそれもいいな、素敵だな、と思った。そんな感じです。
暮らしを楽しむ人の、楽しみ方のコツ満載
見出しを見て、そのとき読みたいと思ったところを読ませてもらっています。最初から順番に読むより、この読み方の方が楽しいかもしれません。
丁寧だけど丁寧じゃない。飾らない、無理しない。
40代作家の高橋久美子さんのクラシック(古風)な暮らしを綴ったエッセー集。
古い一軒家に住み、手作り野菜と食事、物は捨てずに物々交換、ご近所さんとの交流や、東京と故郷・愛媛を行き来する二拠点生活のこと…
等身大の暮らしをすべて一冊にまとめました。
第1章 暮らしのこと
第2章 季節の食のこと
第3章 捨てない暮らし
第4章 ご近所さんとのこと
第5章 二拠点生活
「暮らしっく」書籍紹介ページよりゆうべ読んだのは、「芋・栗・南瓜」。
栗が好きだと話したらたくさん集まったので、執筆の手をとめて栗の皮むきに専念した高橋さん。レシピも載っています。エピソードを読んだらすぐ私も食べたくなったし、作りたくなりました。
「栗はないけどカボチャならあるぞ、よし今日はカボチャで何か作るとするか」と思いました。
温かくて心にしみる、はっと気づかせてもらえるフレーズも沢山出てくる、そんな1冊です。年末年始、ぜひ手元に置いて読んでみてほしいです。

(過去記事の画像です)
おわりに
たしかに悩みはある。あんまりよくないこともある。でも、実際はよいことの方が多いと私は思っています。じゃなきゃ、朝からこうしてパソコンを開けないですもん。
私も高橋さんのようにご機嫌な毎日を暮らしたいです。年齢も環境も目指す方向もぜんぜん違うのに、いえ、違うからこそ、そう思わせてもらえたのでしょうね。
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3/29書籍発売。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。