趣味のものの片づけがすすまなかった理由
結婚した娘に「廃品回収に出しておいてくれる?」と頼まれていたピアノの楽譜。50年ほど前の、私自身のものと合わせて手放したときのことを書きます。
娘本人は、楽譜にはもう未練がないときっぱり言いました。結婚前にどんどん片づけをすすめていたので、家を出るときもあっさりしていました。
でも、私の方がなかなか捨てる気になれませんでした。書き込みもたくさんあって、思い出がいっぱいあったからです。

(ピアノは、2020年に娘の家へ運んでもらいました)
コンクールで落選し娘と泣いたこと、登園・登校前と夜に毎日していた練習の風景、それを亡くなった息子がいつも後ろで嬉しそうに聴いていたことも。
いや、私がリウマチで弾けなくなったからこそ、未練があったのかもしれません。自分でも、この辺りの気持ちはよくわからないです。
結局、数冊だけ残してあとは処分。その数冊は、ダイソーで買った透明のファイルボックスに入れ、私の部屋の壁面収納に入れています。
趣味のものを処分する気になった理由
未練もあったし、「楽譜くらい置いておく場所もあるから、慌てなくても」という気持ちもありました。
それでも手放す気になったのは、夫の変化に影響されたからです。
夫が、大量に残していた趣味のものをキッパリ捨てたから。

大型バイクに乗ってツーリングに出るのが長年の趣味だった夫のことは、このブログでもときどき書いていました。
夫はこの趣味を数年前に卒業し、バイクのウエアやグローブ、ヘルメットなどは、少しずつ処分してきました。

それでも最後まで残していたのが、地図とレプリカでした。それを、あっさりと捨てたのです。
なぜ捨てる気になったの?と聞いたら、「そういうものさ~」スッキリした顔で。
思い出のあるものの片づけ、今後は
「そういうものさ~」という夫の言葉は、私には予想外でした。でも、そう言われてラクになりました。自分がどうしたいかは変化するものだから、少しずつでいいわと。
思い出のある趣味のものは、どれも大事だし、無理に捨てなくてもいいと思っています。でも、ときどき見直してみる必要はありそう。
1.思い出のものをときどき見直す
2.きっかけがあれば、処分を検討する
3.今の私を支えてくれると思えるものであれば、残す
思い出のものをどうするかは、このように順番に考えて整理してきました。「この棚に収まるうちは」と思って、他のものもけっこう残してありますが、それもときどき見直しています。
楽譜は少しだけあればもう十分。全部置いておかなくてもいいと思ったし、これもいつかは手放すでしょう。
手放したあとはいつも、迷っていたことを忘れるくらい、気持ちがスッキリします。
おわりに
できれば、新しい趣味も見つけたいです。年齢を重ねてもできるようなもの。
思い出は思い出として記憶に残しつつ、新しい思い出をプラスしていきたいです。みなさんは、新しいことを何か楽しんでおられますか。よかったら教えてくださいね。
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