娘の成長
結婚した娘とは、これからも仲良くしていきたいです。でも、お互いの成長のためにも、決して近づきすぎないようにしたいと思っています。

この画像は6年前、娘が24歳になったとき、家族3人でささやかなお祝をしたときのものです。
「私、お兄ちゃんの年を上回ったね。これからも頑張るよ」。「そうだねぇ、お母さんもがんばる」。こんなやり取りをしたのを覚えています。
このとき、息子はもういないのに私はショートケーキを4つ買っていました。命日から3年。娘が前を向いてすすみはじめているのに、私はまだまだ自分の気持ちを整理できていなかったんだと思います。
あれから数年、暮らしはずいぶん変わりました
息子の部屋を片付けはじめたのは、2013年の秋でした。その頃の私は、「この子のために片付けねば」と思っていました。こんなに散らかったままにしておくのは申し訳ないと。
けれど本当は、私が自分のために片付けていたのだと気付きました。だいぶ後になってからです。
あれから9年、今もまだ息子の部屋を片付けているわけですが、私たち家族の暮らしはずいぶん変わりました。
▶ 亡くなった子の家具を捨てる前にしたこと
娘が望んでくれるうちは、孫守りも続ける。行っていい?とLINEがあれば「おいでおいで~」と言う。
でも、私の思いを無意識のうちに押し付けるようなことはしたくありません。亡くなった息子の分までケーキを4つ買っていたあの頃のように。
終わりに
娘は結婚し、新しい家族との歴史を積み重ね、今も成長していると感じます。
私も、まだこれからでも、変わっていけると思いたいです。
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。