明日は、昨年6月からはじめた片付けセミナーの12回目を開催します。
ここでいちど、収納の基本について書いておこうと思います。最もシンプルで合理的、どの場所でも応用できる収納の考え方です。
整理収納の基本、これは物が少なくても多くても同じように使えます。
目次▶
よく使うものを、もっとも使いやすい位置に置く。いつも使っている位置に置く。▶
収納を決めるときは、順番に考える ▶
1.そこで何をしているか ▶
2.そのとき、何をよく使うか ▶
3.どうすれば、それを効率よく出し入れできるか▶
収納の基本をおさえつつ、人や環境に合わせて考えると使いやすくなります▶
終わりに
よく使うものを、もっとも使いやすい位置に置く。いつも使っている位置に置く。
収納は、自分も家族も分かりやすいようにつくるのが一番。分かりやすくした収納なら、「あれはどこ?」と聞かれたり、使ったあと出しっぱなしになったりすることもなくなります。
どうすればみんなが使いやすい収納場所を決められるか。
よく使うものを、もっとも使いやすい位置に置く
(よく使うものを、いつも使っている位置に置く)
これを意識するだけでいいです。片付けのことを説明しているサイトや動画なら、似たようなことを言っているはずです。
ところが、このシンプルなことがなかなかうまく行かない場合も。
なぜうまく行かないかというと、考える順番が前後していることがあるからです。
収納を決めるときは、順番に考える
1.「そこで何をしているか」
2.「そのとき、何をよく使うか」
3.「どうすれば、それを効率よく出し入れできるか」
考える順番はこんな具合です。
前回は、画像を多く使って、引き出しの収納を例に書きました。今日はシステムキッチンの、シンク下の引き出しについて考えてみます。
1.そこで何をしているか
システムキッチンのシンク付近で何をしているか。私の場合は…
●食器や野菜を洗う
●シンクのゴミ受けを毎日洗って取り換える
●食事のあと、ランチョンマットをシンクの上で振って小さなゴミを落とす
●洗って切った野菜をラップして、レンジでチンする●隣の
冷蔵庫から出した食材にラップをして、レンジてチンする●キッチンバサミや包丁を使ったあと、ここで洗って吊戸棚にあるキッチンペーパーで拭いて収納する

2.そのとき、何をよく使うか
たとえば、
●洗って切った野菜にラップして、レンジでチンして下ごしらえする場合は、何をよく使っているか。
そのときに使うのは、洗剤やザル・ボウル、食品ラップ。


3.どうすれば、それを効率よく出し入れできるか
●冷蔵庫(冷凍室)から出した食材にラップをして、レンジてチンするこのとき私は、ザルはもちろん、食品ラップもシンク付近にある方が使いやすいです。冷蔵庫がシンクのすぐ隣にあるからです。
でもこれはわが家の場合です。食品ラップの最適な置き場所は、お家によって違うはず。
おかずの残りをお鍋から器に移してラップすることが多いお宅なら、コンロのそばに置いておく方が便利です。
炊飯器に残っているご飯を包んで冷凍庫へという場合なら、冷蔵庫の近くより炊飯器の近くのほうがいいです。
収納の基本をおさえつつ、人や環境に合わせて考えると使いやすくなります
このように、その人にとっての使いやすさは、お家の環境やその人の癖によっても変わってきます。
でも、収納の基本は同じです。
●そこで何をしているか
●そのときよく使うのは、何か
●それがどこに収納してあると、作業がスムーズか
さらには、どういう状態で収納してあると、サッと取ってサッと戻せるか。
こんな順番で収納場所を考えていくと、まず失敗することはありません。
シンプルに、どこに何を収納しておけば
そのとき便利かを考える。これだけ抑えておけば大丈夫です。
終わりに
いつも、整理収納の考え方は合理的で気持ちいいな~と感じるのですが、いかがでしょうか。
私もまだ課題が残っているので、引きつづきやっていきます。いつはじめても、遅すぎることはありません。いっしょに快適なキッチンを作っていきましょう。
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