苦しいのは、物や人のせいなのか?
「溢れかえる物も、複雑すぎる人間関係も、バッサリ切り取って捨ててしまいたい。」
「自分が苦しいのは、物とも人とも上手く付き合えないからだ。」
こんなふうに思ったことはありませんか?
私は、途中で何度もこの考えに囚われました。
そういうマイナス思考を糧にした片付けが、長続きしないというのも経験しました。
今日は、そんな私が、手放しにくい”思い込み”を捨てるために心掛けている、ちょっとしたコツについて書いてみます。
そもそも、どこがゴール?
納得しながら捨ててきたにも拘らず、なんだか落ち着かない。
そもそも、どこまでいけばゴールっていえるんだろ?
片づけたい、シンプルな暮らしがしたい、その思いの発端は何だったのか。
すぐ、こういう思考パターンにはまる私は、マニュアル至上主義。何かを参考にしないと、失敗するのではないかと恐れます。
影響されやすい性格がその不安をふくらませてしまい、ますます何のために片づけているかわからなくなることがよくありました。

確かめて、褒めてみた。
思い込みが修正されるきっかけになったのが、我が家の断捨離・ビフォーアフター画像を整理したことでした。
「でも、どうせ、私なんか。」が口癖だったけれど、部屋は確実に変わってきたと確認出来たんです。
こんな記事も書いています。
・シンプルライフとは程遠い暮らしをしていた私が、汚い部屋の片づけを加速させることができた最大の理由。 このとき私は決めました。自分を褒めようと。
「老いゆく体を駆使して、けっこう頑張ってきた。」
「物も減ったが、探し物も減った。」
「家族からも、『あれはどこ?』と聞かれなくなってきた。」
主婦業を長くやっていれば、片付けなんて出来て当たり前だというのが世間一般の考えですよね。
ですが、「がんばったね。」と言われるとやはり嬉しいじゃないですか。
誰も言ってくれないなら、自分で言えばいいと思うんです。
簡単だし、お金も手間もかけずに出来ます。
超マイナス思考の私も、自己肯定感が増していくことで、自ずとプラス思考にシフトしてこれました。
「スランプかな?」と思っておられる方には、ぜひ、やってきたことを振り返って自分を褒めてみて欲しいです。
撮って眺めて褒めるだけだから、書くよりずっと簡単です。
3/29書籍発売。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。