介護で疲れて、嫌な自分になるのが嫌だ
「おかあさんが傷つくようなことは言わないようにしよう」。これは弟や妹と共通の思いです。
でも未熟な私は、弟や妹のように割り切れないときがありました。この年齢になって未熟だということ自体みっともないと思うのですが、仕方ありません、これが私の事実ですから。
今日は、介護のことで疲れて嫌な自分にならないよう、どんなことをしているかについて書きます。

何をしているかというと、嫌な自分になりそうなとき、心のなかで私が好きなことを集中して考えるようにしているのです。
心の瞬間移動。心だけでもその場から避難させているようなイメージです。伝わりますでしょうか?
週末の記事にメッセージを下さった方、ありがとうございました!あれは私がいけなかったのです。気持を切り替えてやっていきます。
嫌な言葉を発すると自分にも返ってくるから
昨日は実家へ行って母の様子をみてきました。身体は元気で食欲も旺盛、家の中もほどほどに片付いていました。
ですが、短期記憶の抜け落ち具合が…。いつものように、未来への不安も言葉にしていました。
そんな状態でしたが、なんとか方向を変えサッと流し、ニコニコ笑いながら会話できました。
前はそんな母に、キツいことを言いそうになっていました。
実際には言えません。否定的な言葉を使えば、結局は自分が後悔するのがわかっているからです。
それでも、我慢を続けて帰ってくるとグッと疲れて落ち込んでいました。
心だけでも逃がしてやる。親の不安感に飲み込まれないようにする、効果的な方法
同居の義母も実家の母もそうですが、「自分がなんだか今までと違うかも?」という不安を感じているときは、目つきまで変わります。
わかるのでしょうね、今までとはなんだか違うって。で、不安になってしまう。
それに引っぱられ、私も悪い方へ悪い方へと考えてしまうときがありました。このブログでも書いてきたと思います。
でも、それじゃお互いしんどいだけだと気づきました。
私がその不安に飲み込まれないようにする方法で効果があったのは、たった一つです。
自分が好きなことや夢中になれることに意識を集中させ、親の不安を一緒に感じてしまわないようにすること。
「今はしんどいけど、このあと、好きなことをする!」
たとえその場所から移動できなくても、心の中でこう思うだけでも違いました。そして実際に、わずかな時間でもそうしました。
好きなことに没頭するのです。私の場合はダンスと音楽。海外ドラマをみるときもありました。美味しいものをこっそり食べたりね。
終わりに
「また来てね、おかあさんがボケちゃったら頼むわね」
もろもろの用事を済ませ帰ろうとすると、母がこんなことを言いました。物忘れの自覚が今の母にはあるので、こう言ったのだと思います。
でも、これもそのうち言わなくなるでしょう。
私にできることを細く長く続けていく。
自分の暮らしも守りながら、弟や妹の考えも尊重しつつ、やっていきたいです。
ブログ村テーマ親の介護と向き合えば50代からの片付け・収納・家事シンプルで豊かな暮らし貯金、貯蓄、家計、お金に関すること50代からのファッション白髪ケア・白髪染めについて
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https://sayoslife.jp/blog-entry-1762.html介護で疲れて嫌な自分にならないよう、こんなことをしています