夫婦で決めた、息子の遺品の残し方・手放し方
息子が生きていたころ家族で行った水族館に、23年ぶりに行ってきました。
物があってもなくても思い出は心の中にしっかり残っているというのを、あらためて確かめたくなったからです。息子の遺品整理をさらにすすめようと考えていて、思いつきました。
来年の5月がきたら、亡くなってちょうど10年になります。
その節目と、もうひとつの目的に合わせ、最後に残した息子の家具(タンス)を処分しようと思います。
そのため、タンス1本に集めてある息子の遺品を、今また減らしている最中です。

23年前のことは、別ブログの記事で2013年にアップしています。重い知的障害がある子を連れて遊びにいくのがどういう感じか、知っていただきたくて書いたものです。
その記事をアップして3ヵ月ほど経ったころ、息子は亡くなりました。
障害児のいる家族については、ブログ村にこんなテーマも作りました。たくさん記事が集まっていますので、よかったら読んでみてください。
障害児の家族っていいかも 家族ブログ・テーマ遺品をここまで減らすのに9年近くかかっているので、ここからはなかなか。寂しいし切ないし、申し訳ない気持ちもするし。
でも、はっきりした目的があるので続けます。
亡くなる前の2013年の春には、偶然ですが、もう一つのブログの方で家族の思い出についていくつも記事を書いていました。懐かしいです。
海遊館に行った時の記事がこれです。

23年前に家族で見たクラゲのゾーンも、もういちど歩いてきました。うまく撮れませんでしたが、これもまたいい思い出になるでしょう。
「にいちゃんは、このクラゲだけは見てたな」
「そうやね、他はぜんぜん見なくて、ずんずん歩いてたよね」
夫と、そんな話もしながら海遊館の中を歩きました。
制限されていたのと、空いた時間を狙っていったのとで、海遊館の中はゆっくり静かにまわることができました。eチケットを買うまでもないくらい人が少なかったです。
この時期でしたが、夫婦で出かけてみて良かったです。そういうときは、家ではしないような話もできるものですね。
遺品整理のこれまでと、これから
遺品整理はいったん終わっていたのですが、ここ数年でさらに整理してきました。
息子の部屋を、娘の結婚や孫が生まれたことに合わせ3人で泊まれる部屋に変えるためです。
その孫も大きくなり、布団を3枚並べて敷く必要が出てきました。そうなると、息子のタンスの真正面にも布団を敷かねばなりません。
それでは危ないので、タンスもいよいよ処分していこうと考えました。
タンスを処分する時期、目標は年内です。来年のお正月に娘たちが泊まりに来る日までに。
↓何度も出している過去記事の画像です。息子の机や、療育に関する書類を整理したときのものです。


終わりに
息子の遺品整理の、もっと先のゴールを決めてあります。両手で抱えて持てるぐらいの箱に入る量にまでにしようと。
あと何年かかるかわかりませんが、こうやって節目を利用して気持ちを整理しながらやっていこうと思います。
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