
親の家の片付け、もっとも大事にしたい事とは
13日の日曜日に、実家の母の様子を見に行ってきました。
先月に行ったときは衣類の片付けをいっしょにしましたが、今回はやめておきました。
無理をしないようにと気を付けていたものの、やはり母にとっては衣類の片付けはしんどかったようです。
今日は、親の家の片付けでもっとも重視すべきことについて書きます。

親の家の片付け、たいせつなのは安全性
親の家の片付けで、もっとも重視すべきなのは
安全性です。
物を減らしてもらうにせよ、その理由は、不要だからとか古いからだとかいうより、安全に暮らしてもらうためということです。
高齢になって衰えるのは、体力や気力だけでなく視力もですよね。
聴力の衰えにはこちらも気づきやすいですが、視力が落ちていることには気づきにくいのではないでしょうか。
ちょっとした障害物であっても、母が見えにくいなら、それで転んでしまうかもしれません。
安全性でいちばん気をつけたいのが転倒のことなので、実家へ帰ったときは、足元が危なくないかいつも見るようにしています。
わかったようなことを書いていますが、私も40代の頃は実家の物の多さにイライラし、よく、よけいなことを言っていました。
でも、それではいけないと徐々にわかってきました。
前の記事では、次のようなことをまとめました。
親の家の片付け、しないと決めていること
●母に片付けを急かすこと
●捨てれば?これいるの?という言葉を使うこと
親の家の片付け、続けていること
●片付けながら、母の思いをひとつずつ聞くこと
●片付けを特別なことにせず、ふだんのくらしの延長線上におくこと
●無理をせず、母の気持ちに合わせること
親を怒らせないために、いきなり「捨てよう」から始めない
原田 「おかあさん、私ここで躓いちゃった。おかあさんは平気?」
母 「ああ、そこね。慣れてるから平気と思ってたけど、私も足があがらなくて躓きそうになったことがあるわね」
原田 「じゃあ、1枚めくってみる?キッチンマット、3枚重ねているね」
母 「背が縮んできたから、マットをそのぐらい重ねないとお炊事がしにくいのよ」
原田 「そうか~、キッチンが高くなったのね。じゃあとりあえず、マットの端をぜんぶ太いテープで固定しとこうか」
母 「そうね!そうすれば段差が減って足がひっかからないね」
「危ない!なんでキッチンマットなんか敷いているの。滑るし、躓くし、捨てようよ」
と言ってしまわなくてよかったです。
以前の私なら、間違いなく言っていたでしょう。危ないなら、捨てればいいというように。
でも、親には親の考えがあるし、こちらにはすぐ気付かない理由もあります。
足元が危なくないよう、実家へいくたびこっそりチェックしていたのですが、母の事情まではわかりませんでした。
親の経済事情も考慮しつつ
親の現状を知る。
親の考えを聞く。
体力だけでなく、視力も落ちていますから、足元にも注意して。
「背が届かないなら、キッチンだけでも新しいのにする?」などの話はできませんでした。
母が、もうそういうことにお金を使いたくないと思っているのを知っているからです。
もし子供たちでお金を出しあうよと言っても、母は嫌がるでしょう。
プライドを傷つけるようなことは言いたくありません。私も年をとって、前よりは母の気持ちがわかるようになりました。
終わりに
安全を第一に考えてもらうための片付けなので、ここは面倒でもじっくり進めていったほうがいいです。
次に実家の片付けについて書く時は、この失敗しないコツと順番について、さらにまとめてみたいです。
さあ、一日がはじまりました。ジメジメしていますが、元気を出してやっていきましょう!
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記事:今の暮らしを変えて、人生後半を身軽に楽しく生きる
https://sayoslife.jp/blog-entry-1549.html親の家の片付け、もっとも大事にしたいことと親を怒らせないコツと
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