息子の命日が来るということで、お経をあげに来ていただきました。毎月、月命日に合わせてお経をあげてもらっているのですが、今月は祥月命日にあたります。
お供えするものは普段とはちがう、息子の好物にさせてもらいました。
飲み物のたぐいをお供えするのも、この日だけです。息子は缶コーヒーが大好きでした。

2013年の5月に亡くなって8年。
今日は、この8年で私のどういう面が変わってきたかについて書いてみたいです。
あのとき私は50歳になったばかりでしたが、先日、無事に58歳の誕生日を迎えました。
最近は、シニアライフブログのランキングにも参加するようになりました。8年経ったのだなと、あらためて思っているところです。
シニアライフ人気ランキング私は、息子を亡くしてからはじめた片付けで、人生が変わりました。
暮らしやすくなったということももちろんありますが、それより大きかったのが、考え方が前向きになったことです。
息子には重い知的障害があり、育てるのはとても難しかったです。言葉も話せなかったし、身の回りのこと全てに助けが必要でした。
一人で出て行ってしまうこともあり、目を離せない状態でした。きれいごとでは済まない現実にも、たくさん直面してきました。
大人だけど子どもで、子どもだけど大人なのです。
でも、この子とともに生きてきたからこそ得られたことが沢山あります。
だから、亡くなったあとの喪失感は、言葉では言い表せないようなものでした。
そんな状態のまま片付けてきましたが、多くの物を手放していくうちに、だんだん考え方が変わってきました。
たしかに自分の病気のことや義母の介護のことなどで、弱音を吐くことも多かったです。
でも、言いっぱなしで終わることはなかったと思います。
ネガティブな人間でしたが、今では、「まあなんとかするさ~」と言って切り替えられるようになりました。
●できないできないと思うのではなく、まず、やってみよう
●厳しいこともあったが、優しくしてもらったこともあったのでは?と自分に聞いてみよう
●嫌なことを忘れたいなら、身体を動かそう。エアロビクスはこれからも続けよう
●踊れないときは、お鍋やシンクを磨こう!
●息子がどこかで、見守ってくれていると信じてみよう
これをもう少しまとめると…
●良い言葉で考える(言う)
●良いことの方を思い出す
●変えられないことは、流す
●モヤモヤするときは、運動する(家事でもいい)
●見てくれている人がきっといる、と考える
あの日、一人暮らしをしていた娘は、大学へ行く電車の中で息子が亡くなったという連絡を受け取りました。3時間以上をかけ、どんな気持ちでこちらへ向かっていたのかと思うと、今も胸が苦しくなります。その娘も、今では2歳になる子の母親です。
夫は来月で定年になり、嫁いだ娘と入れ替わるようにわが家へ来た義母との暮らしも、もう4年目にはいりました。
今日はこのあと、息子の墓参りに行ってきます。お天気はよくありませんが、今日を大事に過ごそうと思います。
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