一人暮らしだった義母を引き取ることになって、まず考えたのが、どの部屋を使ってもらうかでした。
杖を使っていることもあり、トイレから近い位置にある、わが家の1階の客間がふさわしいと考えました。
客間は和室なので、押入れがあります。
今日はその押入れを有効に使えるよう、どんな工夫をしてきたかを簡単にまとめてみました。
押入れ、高齢でも収納がラクなようにする2つの工夫
高齢でも、押入れの収納をラクに使えるようにする2つの工夫。
●押入れを、生活動線と、義母の身体的な特徴に合わせる
●押入れの前に物を置かないようにする
義母はもちろん、リウマチの私も毎日布団を出し入れしてあげることは難しいため、義母の部屋にはベッドを置いています。
押入れには、季節外の布団やカバー類、義実家からもってきたもの、タンスに入りきらないものなどを収納しています。

前に私が片付けたあとの押入れは、この画像のような状態でした。
ここからまた、義母の押入れにするため収納を変えてきました。
観音開きで、ふつうの1間の押入れより小さいです。
押入れを、生活動線と、義母の身体的な特徴に合わせる

80代半ばの義母は、足や腰が悪くなってきただけでなく、肩ももうそんなに上がらなくなりました。
押入れの高い位置はもちろん使いにくいですが、下段でも膝をついたり腰を曲げたりしないといけないため、使いにくいです。
義母は畳に座ることがもうできませんので、低ければいいというものでもありません。
ですので、押入れを本人がラクに使える位置は、イラスト画像のように、目の高さぐらいから腰のちょっとしたあたりまでです。
押入れだと、真ん中に位置する上段と、下段でも上のほう。
押入れに、実際に収納しているもの
◆高い位置の段には、義実家からもってきた思い出のものを(義父の写真やご先祖様の遺品など義母が大事にしたかったもの)
◆使いやすい上段に、趣味のものをしまう箱、季節外の寝具、毎月いらっしゃるご住職のための座布団など
◆下段には、重たいファンヒーターや義母への贈答品
押入れでいちばん出し入れしやすい場所に、使うものや好きなものを集中させて収納できるようにしています。
押入れでいちばん出し入れしやすい場所とは、上段ということになります。
押入れの前に物を置かないようにする
もうひとつ気を付けてきたのが、押入れの前に物を置かないことです。うちの押入れは観音開きですので、とくに。
ひんぱんには使わない押入れでも、その前に物があるとまず、「出したいけど、出すのがめんどう」になります。
また、足元に物がある状態も危ないです。
6畳の和室にベッドと箪笥2本、低い方のタンスにはテレビも置いてあるので、もうそれでいっぱい。狭いからこそ、足元はできるだけスッキリさせておくほうが安全です。
「押入れのなかは、こんな感じでどう?」
「躓いたらおかあさんが危ないから、押入れの前には何も置かないようにしますね~」
このように声をかけると、聞き入れてもらいやすいです。
終わりに
高齢高齢と書いてしまっていますが、すでに私がシニアです。そのちょっと先をいっているのが、目の前にいる義母というだけのこと。
義母が使いやすいような押入れを考えるのは、私自身のためにもなっています。
これからも工夫して、お互いがラクで安全な収納を考えていきます。
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