なぜ、失敗したくないと焦っていたのか
私は片付けが下手なことを隠しながら生きてきました。
完璧主義だなんて思ったこともありませんでした。
完璧主義なら、とっくに家じゅうが綺麗になっているはずだと思っていたからです。
でも、そうではありませんでした。
「効率よくやろう」「失敗しないように、時間を無駄にしないように」
片付けでいえば、同じしんどい思いをして片付けるなら一気にやり切ってしまいたい、全部捨ててしまいたいなどと焦っていました。
片付け本を熟読したりセミナーに参加したりすると、やる気も出ていっそう。

なぜ、片付けたいのに片付けられないのか
ところが、決意したにもかかわらず、途中で息切れしてしまうということが何度もありました。
他のことに気が散ってしまったり別の用事で手を取られたりで。
そして再び良さそうな内容の雑誌や本を見つけると、次々と買ってしまう。
「今度こそ気合いを入れる!」と。
でも、たいていはそれまでに得ていた情報の場合が多く、「そのうち時間ができたら読もう」と放置してしまう。
情報だけを仕入れることばかりに夢中になっていると気づいたとき、自分の何が間違っていたかがわかりました。
「正しくきちんと行動したい」この私の気持ちが空回りしていたのが原因でした。
正しくやりたいという思いに縛られていため、肝心かなめの行動にはほぼ移せていませんでした。
情報を仕入れるだけで精いっぱいになっていただけでなく、それこそ、お金も時間ももったいない使い方をしていたと気づきました。
そこで私は、いったん片付け情報を得ようとするのをやめ、物を減らす(必要な物を選ぶ)ことからという基本に戻ってみたのでした。
整理収納の鉄則を、いちから
1.適正量の決定
2.動線にかなった収納
3.使用頻度別収納
4.グルーピングの効果
5.定位置管理
この5つは整理収納の鉄則ですが、まずは1番の適正量を決めることに集中しました。
そのため、次のように考え方を直しました。これでだいぶラクに取り組めるようになりました。
●せっかくだから徹底的に物を減らそう、機能的な空間を作ろう
●もうやり直さなくていいよう、今度こそ最後まできちんと片付けてしまいたい
↓
●前より暮らしやすくなったと思える状態にまで減らせれば、まずOK
●しんどくなったら途中であってもやめておく。続きはまた今度でいい
人によって、そのご家庭によって、物の適正量は違いますよね。
自分にとっての適正量を知らないまま、ただただ物を減らそうとするのは間違いでした。
終わりに
年齢を重ねるにつれ、うちの収納の課題も変わってきています。
でも、そのつど対処していける自信がつきました。
このブログを始めた頃には想像できなかったことで、喜んでいます。
遠回りなように思えても、ゆっくり確実に片付けていく。
片付けで焦っている人がいらしたら、こんなふうに考えてみることをおすすめしたいです。
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2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。