結婚するまでの娘との距離
「嫌いだと言いたくなったことはない?」重い自閉症の兄を持った娘にこう聞いてみたいときが、今まで何度もありました。
幼い頃からいちども「お兄ちゃん、嫌い」と言わなかったからです。どんなに兄から困ったことをされても。
その息子は2013年の春に亡くなりました。23歳でした。
2人の子育ては真剣に、平等に、やってきました。
でも最近になって、あれは自分の思い込みだったと気づきました。どれほど息子に手がかかっても、娘にはやれるだけのことはしていると思いたかったのです。
でももうそんな考えはありません。娘が結婚して幸せに暮らしているのを眺めていて、やっとそう思えるようになりました。
いいこともそうでないこともあったけれど、私たち家族には濃い思い出がたくさんあります。だから、今が良ければもうそれでいいと。

結婚した娘との距離
その娘が孫を連れて、ちょっと遊びにきていました。娘たち家族は、わが家から車で30分ほどのところに中古の家を買い、フルリノベーションして住んでいます。
友達のような母娘にはならない
友達のような母と娘になることは昔からなかったし、これからもないです。「息子のことだけでなく娘もきちんと育てなければ」そう思ってやってきましたが、それとこれとは別の話。
私の思いを、そのまま娘に押し付けてしまうことだけは絶対に避けようと決めていたので。
でも、結婚してからの娘との距離は、前より近くなりました。立場が同じ主婦になったからかもしれません。
気になるけれど距離は保ちたい
気になるけれど近づきすぎずにおこう。大事な人とは。
この考えが私と娘とは似ていて、その傾向も前より強くなった気がします。

「使って~。まだ手が辛いよね?」
術後の私に渡されたのが、娘が家で切って冷凍してきれくれた野菜でした。お婿さんのお父さんが楽しんでおられる家庭菜園のです。
嬉しかったです。とても。
電話やLINEで娘と長話っていうのも、私は全くやりません。
「元気?」「あれから大丈夫?」というやり取りはしますが、様子だけ確かめられたらいいと思っているので。
たまにこうして助けてくれるのが嬉しいし、私も、娘には同じようにしていきたい。
このぐらいがちょうどいいです。

親との距離のとり方
先日、義母のデイケアでの人間関係を案じる記事を書きました。
でも、本当に私がしんどいのは家での毎日のフォローです。あんなに几帳面できれい好きで片付け上手だった義母が、だいぶ変わってしまいました。
一つ一つは大きな問題ではないのに、その後始末で私はストレスがたまってきていました。
Twitterで自分をはげますように呟いてはみるのですが、なかなか。
毎日のことでため息が出てしまうのは、私がダメな人間だから?
「おかあさん(義母)はお寂しいのだから(あなたが頑張るのは当たり前)」
実家の母にこう言われ、へこんでいました。相変わらず母は私に厳しいのですよ~。
でも、だからこそ決めています。親とも近づきすぎないよう、距離を保って見守っていきます。
老いた親との距離感。私がしないと決めていること、すると決めていること終わりに
母たちとの関係でしんどくなっていましたが、そんなストレスも娘の優しさで消えました。
例によって夕方、私が料理を作る横でなんだかんだと義母はしゃべり続けていましたが、それも適当に流すことが出来ました。
娘がくれたカット野菜で作った料理もいつもの田舎料理。
ですが、高齢なのに残さず食べてくれることを素直にありがたいと思えました。
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