片付けが苦手でした。ずっと。でも私は見栄っ張りなので、片付けが下手な主婦であることを隠したまま暮らしてきました。
恥ずかしかったのですよ、外ではちゃんとした人に見えるよう飾っていましたから。外見も行動も。
そんな私が息子の死をきっかけに一念発起して、家じゅうの片付けを開始。
2014年には、
旧ブログからこちらへ移って片付けの記録をしはじめました。
今日は、そんな私が、どのように考え方や行動の仕方を変えながら片付けてきたかをざっくりまとめてみました。
片付けられない主婦を卒業、こんな順番でやってきました
●まず取り掛かったのが、目の前にあるガラクタの処分
●現状を把握する(写真を撮ったり、ノートに書いたり)
●ほんとうは何をよく使っているか、使用頻度をたしかめてみる
●一か所に集中して片付け、小さな達成感を積み重ねる
●捨てにくい物のなかでも、区別する・優先順位をつける
●思い出の品と向き合う
収納について考えるのはひとまず置いておき、物を減らすことに集中しようと決めてとりかかりました。
使っていないものはもう必要ないとわりきり、使用頻度をたしかめてみたのです。
まず取り掛かったのが、目の前にあるガラクタの処分
まず、明らかなゴミを確実に捨てていくことにしました。
なにをしたかというと、
粗大ごみの日を忘れないようスマホで設定して自分に知らせるようにしたこと。
よく出しそびれていたので、まずは、自治体が引き取ってくれる日にしっかり出していくことにしました。
当時はまだ、粗大ごみの収集が無料でしたから、これを逃すのはもったいないと思ってがんばりました。
かさばる物や重たい物から先に片付けはじめたのには理由がありました。体力の衰えと、日々競争していると実感するようになっていたからです。
あるていどガラクタの処分が済むと、焦らなくなってきました。

現状を把握。何をよく使っているか、使用頻度をたしかめてみた
次に取りかかったのが、現状を把握すること。写真を撮って客観的に自分の部屋を見てみるのは、想像以上に効果がありました。
片付けたつもりでも、なんだか雑然としている。
使っているものと、さほど使っていないものとが、渾然一体となっている。
この状態は、おそらく、使い勝手の悪さにも関係しているのでは?と気付いたのもその頃でした。見た目だけ整えても駄目なんだとわかりはじめたのです。
よく使うものほど、使いやすい位置に。
そうでないものは、その奥に。
これに気づいたのは、片付けはじめてからでした。箪笥でもそうだし、食器棚でもそうでした。
片付けのルールが全ての場所に通じることだと分かった時は、目の前がぱっと明るくなったように感じました。

また、人生後半を思い、
高い所や
暗いところ、
狭いところには、なるべく収納しないですむように片付けてきました。
スペースがあるからといって、物を置かない。大きなものも買わない。


一か所に集中して片付け、小さな達成感を積み重ねた
当たり前ですが、やる気が続かないとやれません。
そのために必要なのが、すっきりしたという達成感です。
大物の片付けをしつつ、小さな片付け、たとえば机の引き出しやレシートの整理などをして「ああ、すっきりした」という気持ちを味わいながら、次の片付けにつなげてきました。
捨てにくい物のなかでも、区別をする・優先順位をつける
明かなゴミを処分し、使用頻度で分けて物を残していくと、いよいよ捨てにくいものの片付けです。
捨てにくいものの片付けという段階にきてから、やはり、迷うことが多くなりました。
そこで、残すものと捨てるものを選ぶ順番を、もういちどたしかめながら整理してみることに。
①今使っているから、残す
②今いらないが、必ず使うとわかっているから残す
③使っていないし、今後も使わないとわかっているから処分する(捨てる・売る・譲る)
④使わないけれど大切なものなので捨てない(大事にする)

これ、何かわかりますか?捨てるのにだいぶ時間がかかりましたよ~
思い出のものと向き合う
④の使わないけど捨てないものというのは、主に思い出のものでした。思い出のものは捨てにくいです。でも、だからこそ、ためこむと後々困るとわかっていました。
そこで、決めたことがあります。
思い出のものを手に取ってスラスラと思い出話ができないようなら、それはもう処分していいと。
また、寄付先を探すということもしました。これは時間をかけてやってきました。
終わりに
何度か書いていますが、私は片付けが下手なのに、計画を立てたがる傾向が強かったです。
もちろん、段取りを考えるのは大事。エネルギーの節約にもなるでしょうから。ただ、それに時間を割きすぎて疲れてしまい、実行に移せないことも多々ありました。
「やーめた!」
片付けはじめても計画通りにいかなくなり、こうなっては、意味がありません。
計画はざっくり。でも、達成感は見えるようにしておく。
これが、苦手な片付けをあきらめずに続けてこれた理由です。
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