義母は2017年の12月、一人暮らしの自宅内で転倒して骨折しました。手術後の入院先からリハビリ病院へ転院して自力で歩けるようになってから、私たち夫婦と同居することになりました。
同居には一度失敗しているので、2度目の同居ということになります。
介護がはじまる前から、介護ははじまっている
この夏は義母の要介護認定の認定調査と、サービス担当者会議がありました。
義母の要介護認定の結果が来た。涙が出た。ひと段落したので、介護情報の集め方について、私が今までやってきたことを何本かに分けて記事にまとめていこうと思います。
同居を決め、すぐにはじめたことがいくつかあります。
今日はまず、それらをざっくりまとめました。
厚生労働省 都道府県別 介護事業所・生活関連情報検索
私が介護をはじめる前にしていたことをご紹介する前に、まず、厚生労働省の「介護事業所・生活関連情報検索」へリンクを張っておきます。
介護が初めての人にも、わかりやすくまとめてあると感じました。
都道府県別 介護事業所・生活関連情報検索はこちら(厚生労働省)ただし、少し重たいです。私のようにせっかちな人は、読む時間をずらしたほうがいいかもしれません。
調べているうちに、ご自分が読みやすいサイトが他にも見つかると思いますが、よかったら。

介護がはじまる前=前半
●備忘録を作った(かかりつけ医と飲み薬の確認・役所の担当窓口や地域包括支援センターの電話番号など)
●役所の担当窓口と地域包括支援センターへ連絡した
●退院してすぐに使えるよう、要介護認定の申請をしに行った
●並行して、介護保険の基礎知識を頭に入れはじめた
親の介護と向き合えば|ライフスタイルブログ・テーマ介護がはじまる前=後半
●デイサービス・デイケアの施設を探しはじめた
●リフォーム業者をさがしはじめた
(介護保険を利用してリフォームの一部を)
●同居・リフォームのための片付けを開始(自宅と義母が住んでいた家)地域包括支援センターとは
親の介護が必要となったとき、まず相談すべきところは、「市区町村窓口」か「地域包括支援センター」です。
地域包括支援センターは、2005年の介護保険法改正に伴って創設された公的な相談機関です。
*地域包括支援センターがどこにあるのかわからないときは、市区町村のWebサイトを確認するか、そこの介護保険担当の窓口に電話をすれば、簡単に調べられます。
地域包括支援センターには、介護・医療・保健・福祉などの専門知識を持った職員さんがおられます。
その人たちが、介護にかかわる様々な相談に応じてくださいます。
主体は各市町村ですが、委託され、社会福祉法人や社会福祉協議会、民間企業などが運営しているケースもあります。
申請主義
さまざまな制度が用意されていても、積極的にアドバイスしてくれることは少ないです。
こちらが調べて申請する「
申請主義」だからです。
ですから、介護する人は自ら知識や情報を得るための努力が必要になります。
でも大丈夫。
こんなに気が散りやすい私にもできましたし、迷ってもこちらから聞きさえすれば教えてくれました。

退院してすぐに使えるよう、入院中に要介護認定の申請を
要介護認定の認定調査。初回は、入院中の病院へ来ていただきました。もうすぐ退院というタイミングです。
私は、病院でリハビリを頑張っていた義母をずっと見てきました。
同居してからもすぐリハビリを開始してもらわないと義母の努力が無になってしまうと思い、早め早めに動きました。
それは真面目な義母のためでもあり、自分のためでもありました。
義母がうまく歩けなくなってしまうと、同居してからの介護の負担が増えると思っていたからです。
高齢者に「介護」という言葉を使うには
義母はもともと、しっかりした人でした。
家の中で骨折したその日も、寒いのに畑で土の世話をしていたような。
ですから、「介護」「認定」「調査」という言葉を使うなら、入院しているうちだと考えました。
これらの言葉を嫌う人が、高齢者のなかにはいると聞いていたからです。
本人の性格やタイミングを見ながら、話せる環境を作っていくのがいいと考えていました。
老いた親との距離感。私がしないと決めていること、すると決めていること案外、親のことって知らない
それと、親の生年月日や年齢、すぐに言えますか?私は父の生年月日をいまだに間違えます。
義母のは、私と誕生日が近いこと、年齢差=結婚したときの私の年だったということで覚えていました。
変なこじつけかもしれませんけど、そうでなければ言えなかったと思います。
けっこうな頻度で聞かれるのですよ~。書く機会も多いです。
覚えていないというみなさんも、いちど確かめておいてもいいかもしれません。
親の家の片付け。処分についても同時進行で考えていく
義母が一人で住んでいた家は空き家になりましたが、ご縁があり、売却できました。
そこにいたるまでのことは次の2本の記事でまとめています。
介護は突然やってくる
一人暮らしでしたが、義母は元気で働き者でした。
その義母が自宅で転倒、骨折で入院してリハビリ病院へ転院したあたりで、私は義母を引き取って介護することを決めました。
いつかはそんな日が来ると思っていたし、入院期間があったので、「突然」とは言えないかもしれません。
それでも、引き取って介護しようと決めるのにはパワーが必要でした。
なぜ同居に失敗したのにまた義母を引き取ったか
心残り
ほんとうは本人や親せきと介護について話し合っておきたかったです。
でも事情があって、その希望は叶いませんでした。
長男の嫁の、苦しい思い出の捨て方可能なら、みなさんにはぜひそうして欲しいと思います。
難しいかもしれませんが、親が元気なうちから介護について話をしておくことが、のちのち介護プランをつくるときに役立つと思うからです。
でも、もし介護の話を親や夫婦、親戚のあいだで出来ていなくても、介護しながらプロから助言をもらい、修正していくことはできます。
終わりに
やっぱり、引き取って介護しようと決めるのは勇気がいりました。
ただ、夫婦で決めた目標があったため、同居して見守ろうと決めてからは、情報を集めて実行することに没頭できました。
『義母が自分で歩けること・自分のことが出来ること=介護するこちら側も安心・楽』
その先のことは、暮らしながら考えていく。
迷ったらいつもこの原点に返って、やっていこうと思います。
次回は、もう少し詳しく介護情報の集め方や活かし方について書こうと思います。よかったらまた読みにいらしてください。
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