ダブルケアをしている人の経験談を読んで
今月は義母の要介護認定の認定調査と、サービス担当者会議がありました。
義母の要介護認定の結果が来た。涙が出た。ひと段落したので、介護の情報の集め方について私が今までやってきたことをまとめようとパソコンを開きました。
そのとき、ふと目に留まったのが、ダブルケアをしている人の経験談です。
子育てしながら親の介護もしている人の話でした。私より若い世代の人です。
そうしたら、ふいに、亡くなった息子との毎日を思い出しました。
この家族から逃げたい。家族を捨てたい。
そんなときは、いちばんしんどかった時期を思い出すことにしています。
重たい話には興味がなかった自分が
世の中には問題を抱えた家族と暮らしている人がたくさんいます。でも、息子を授かるまでの私は、そんなこと全く考えませんでした。
重い知的障害のある子どもとの暮らしは、外に出たくても出られない暮らし。
でも、出ないと何も変わっていかない暮らしです。
心を緩める間がないほど、いつも息子の強度行動障害と発作のことで頭がいっぱいでした。

そうなってはじめて、平穏な暮らしがいかに貴重で手に入りにくいものだったかがわかりました。
と同時に、状況は違っても、家族のことで悩んでいる多くの親子に思いを馳せるようになりました。
無表情な息子が見せた笑顔
重い自閉症だと表情がほとんど変わらない子が多いと思います。
息子もそうでした。パニックになっているとき以外は、ほとんど無表情。言葉もずっと持つことができませんでした。
でも、そんなだからこそ、ごくたまに見せる笑顔は最高に愛しくて、今も忘れられません。
話せない息子が笑うのは、心の底から愉快なときだけなのです。ああリラックスできているんだな、と思えて幸せでした。
障害児の家族ってのもいいかも|家族ブログテーマ正直、なんども、この子から逃げたいと思いました。
ふつうに暮らしている人たちがうらやましくなることもありました。
でもそんなときほど、あの笑顔を思い出してしまう。
きれいごとでは済まない日々の連続で、この先も美談にはできません。しません。
でも、義母の介護をするようになった今、そのときの経験を少しでも活かせたらいいなと思っています。
終わりに
息子の遺影は、その貴重な笑顔のにしました。
ちょっと斜め向いているのですが、いい一枚なのです。ハンサムなのです。
この記事でヒマワリの画像を使ったのは、息子の葬儀のときいっぱい飾ってくださったからです。元気で若々しい感じがして、ありがたかったです。
早朝からいろいろ思い出して書きました。
さあ、今日もしっかり生きていきます!
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