狭くて収納が少ないキッチンでも使いやすく
わが家のLDKは約13畳。戸建てのわりに狭いし窓も多いため、家具を置きにくく、使い勝手も良くありませんでした。
2018年2月、義母との同居を前に急遽リフォームし、カウンターキッチンから壁付けのキッチンへと変更したら、さらに収納が少なくなりました。床を広く出すのが、高齢者と暮らすわが家のリフォームの第一目標だったからです。
過去記事と私のプロフィール・ブログ村今日は、そんな狭くて収納が少ないキッチンにある食器棚に、使いやすく食器を収納するためのコツを書いてみます。
わが家のようにキッチンが狭い、食器棚が小さいという人はぜひ収納のヒントにしてみてください。

かつて、食器棚に収まりきらないほど多かった食器。それらの食器を時間をかけて減らし、食器棚もこれまでに2本処分しました。
今は、幅75センチの食器棚1本です。その3分の2くらいを、食器の収納にあてています。
こんな記事も書いています。キッチンから物がなかなか減っていかない、という方はぜひヒントにしてみてください。
食器をスッキリと収納するために意識しているポイント
小さい食器棚での収納や食器の持ち方で気を付けてきたのは、次の5つのことです。
①食器は収納スペースに入る分だけを持つ(新たに食器を買うなら、そのぶんが入るかどうかたしかめてからにする)
*どうしても減らせない場合は、使う食器だけ食器棚に入れるようにして、それ以外はまとめて別の場所で保管してみてください。
②食器棚の扉や引き出しを開けたとき、全ての食器が見えるように置く
③よく使う食器は、目の高さから腰の高さくらいに(人が出し入れしやすい高さ)位置に置く
④食器を重ねる場合は、その上の空間に「その食器の高さ+手がはいる分」だけの余裕を持たせる
⑤食器が多くなってきたら、同じ種類の食器を縦に並べて収納

黄色の線で囲んだ部分が、人が出し入れしやすい高さ。
出番が多い食器は、この黄色の線の高さを意識して収納。
食器は、一目瞭然の状態に。余裕を持って入れられる分だけを持つことから。

もし食器が多くなってきたら、
同じ種類の食器を縦に並べてください。こうすれば、一番前にある食器を目印にして、その奥に同じ食器があるので覚えやすいです。
食器棚の収納に余裕を持たせる意味
コの字ラックやカゴを入れて食器を収納する方法なら、もっとたくさんの食器を持つことができたろうと思います。
でもその方法だと、私には、戻すときに初めと同じ状態にすることは出来なくなっていくと思いました。
(白いカゴに入れているのは孫2人の食器です。必要なときだけ引き出してきて使っています)

コの字ラックやカゴを使った「たくさん入れるための」収納をすれば、最初は元どおりに戻せたとしても、私はきっとそのうち面倒くさくなる。食器をぐしゃぐしゃと重ねるか、そのとき空いている別の場所へ押し込んでしまうか。
これでは食器を押し込んで、蓋をしているだけのようなものです。食器棚を使って収納している意味がありません。
このような理由から、食器の収納は、
戻しやすさを重視しています。
戻しやすくするために、
ラクな高さを意識する・
収納に余裕を持たせる・
置く位置も決める。
それが出来るよう、思い切って食器を減らす。
食器棚の引き出しは、使いやすい1段目(上から)のみ、よく使う食器を。2段目にはダイニングで使う日用品を。3段目には、レトルトや乾物などの食品を入れています。

それから次の画像、リフォームのとき電動で動く棚を思い切って設置しました。電動の棚は、おろしてくるとこのような状態です。左側は下が網のようになっています。

この電動の吊戸棚はシンクの真上にあるため、もっとも使いやすい場所です。そこに一日に何度も使うマグを家族のぶん3個だけ置いて(写真を撮ったとき1個は食洗機に入っていました)、便利なようにしています。
食器の重ねかた
食器を重ねる場合は、上の空間に
「その食器の高さ+手がはいる分」だけの余裕を持たせています

重ねる食器の上に食器の高さ+手が入るぶんくらい開けるのは、そうでないと取り出すのも戻すのもやりにくいからです。
すべての食器でというわけにはいかないのですが、頻繁に使うものは特に意識しています。
”
すぐ取れてサッと戻せる収納”←リンク先にこのタグをつけた記事を集めています。
食器収納、今後も気を付けていきたい2つのこと
今後も気をつけていきたいことは2つです。
●食器は食器棚に入る分だけにする
●よく使う食器は、目の高さから腰の高さくらいまでの位置に置く
食器が好きだった私は、不要な食器を捨て終えたら、今度こそ今のわが家にちょうどいい食器を揃えていこうと思っていました。
そこで調子よく増やしてしまわないよう、「食器棚に入るぶんだけ」持って楽しむというのをマイルールにしています。
また、
年を取るにつれ手を伸ばしたり腰をかがめたりというのが辛くなってくると思うので、食器を収納する位置にも気を付けていこうと思います。
終わりに
「老後は物を少なく、シンプルに簡単に暮らそう」
物を減らせば収納がラクになる。収納の基本も守れば、さらにラクになる。片付けがラクだと、時間に余裕ができ、好きなことに回せる時間が増える。
これからも使いやすい収納をキープし、楽しい気分でキッチンに立ちたいと思っています。
「今度こそキッチンをスッキリ使えるように片付ける!」と思っている人は、ぜひ食器の整理をはじめてみてくださいね。
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*2020年の記事を大幅にリライトして更新しました
2冊目となる書籍を発売中です。人生後半を身軽に暮らしていきたいという人に向けて書きました!年齢を重ねていても片付けが苦手でも、変えていくことができます。30代や60代の人からも「わかりやすかった」という感想をいただいています。手にとっていただけると嬉しいです。