自分をまず、立て直す
先週末、義母がまた大パニックを起こしてしまいました。
ちょくちょく話していたことで前日はニコニコ嬉しそうにしていたのに、「聞いてない」「知らない」の一点張り。
声をあげながら泣き、ソファーに突っ伏すのです。そのまま小一時間。長かったです。
これは何度やられても慣れません。
本人もしんどかったろうと思います。
仕方ないとは思うものの、介護する側としては切ないし、辛いです。心が折れそうになります。
「義母にこんなに合わせて暮らしているのになぜ?」
「まだ私のやり方では足りないのか…。どうすれば機嫌よくしてくれるの」
どうしてもこう思ってしまうのですが、いつまでも私がそんなふうでは解決しません。
というより、解決しようとしても難しいので、その時その時で対処しているというのが現実です。
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まずは昨日、夫もいましたので、少し距離を取って休ませてもらいました。
対応をさらに考えるにしても、私の身体と心がまだ追い付いていけそうになかったからです。
少し休んで自分を立て直し、どうしていこうか考えました。
先日はこんな記事を書きました。多くの方にお読みいただき嬉しかったです。ありがとうございました。
なぜ同居に失敗したのにまた義母を引き取ったか認知症の被害妄想について
認知症の症状は「中核症状」と「行動・心理症状(周辺症状)」に分かれていて、被害妄想は周辺症状にあたります。
記憶障害や、理解・判断力の障害などは、中核障害です。
なお、この見出しで参照したのは、
みんなの介護というサイトです。
認知症の被害妄想の種類
●物取られ妄想(嫁が財布を取った。ヘルパーさんが通帳を盗んだ、など)
●見捨てられ妄想
●幻視・幻覚
●嫉妬妄想(配偶者への)
被害妄想といってもいろいろで、義母の場合は「見捨てられ妄想」が強いと感じます。
そこから派生して、孫やひ孫や私の実母にも嫉妬するため、話題には全く出せなくなっています。
それも含め、私としては一生懸命やっているつもりなのですが・・・
でもまだ駄目みたいです。難しいな。
認知症の被害妄想への対応のしかた
被害妄想は、認知症の人の15%くらいに出るそうです。
比較的まだ周囲のことがわかっていて自分のことができる高齢者に出る。
ケアマネさんからは、「被害妄想は、認知症がすすむと次第に減っていくんです」とも教わりました。これは私にも想像ができます。
義母にとっては良いことではないですが、被害妄想が減ってきたときの現実として知っておくと、私も心づもりができます。
被害妄想への対応の仕方、基本●否定しない
●話に共感する姿勢を見せる
●周囲に相談する
●相手と距離を取る
介護される側もする側も、ストレスをためないように
義母に頼まれ、毛糸をまた買いに行きました。
いつもいくのは国道沿いの手芸屋さん。コロナウイルス感染防止のため、まだ入場制限がかかっていました。
前に行ったときも混雑していましたが、この日はさらに。
「私、なんでこんなところに突っ立ってるんだろう?」
建物の外で待っていたのは20分ほどなので、長い時間ではなかったのです。
でも、涙が出そうになりました。
ネットで買うのも考えたのですが、今は注文してから届くまで日数がかかります。
そうなるとまた「放っておかれた」と思われかねないから、私が自分で決めて買いに来たのにね。
これじゃ暗い。自分が鬱になってしまう。
私が泣いてる場合じゃありません。
ではどうすればいいか。
●「ちゃんとあなたを見ています」と安心させる
●こちらが辛くなって動けなくなる前に、距離を取る工夫をする
●ケアマネさんやかかりつけ医に相談しやすいよう、記録しておく
終わりに
息子は重い知的障害があったため、よくパニックを起こしました。自傷行為や他害行為もあり、対応が難しかったです。
そのパニックが起きる状況というのは、あるていど決まっていました。
体調や環境の変化に大いに関係していたのです。
そのため私は、食欲や睡眠時間、その日のできごとなどをエクセルで記録し続けました。
障害児のいる家族はどんなふうかご存知でしょうか。興味のある方はご覧ください。
ブログ村テーマ
*障害児の家族ってのもいいかも
自分がつけてきた記録を見ていると、「パニックを起こすかも」「そろそろてんかんの発作があるかも」というのがわかるようになりました。
息子のパニックと義母のそれとでは、原因や対処方法が違います。
けれど、この経験をたくさんしてきたことは、義母の介護をしている今に活かされていると思いたいです。
さあ6月がはじまりました!
こんな状況ではありますが、今月もぼちぼち更新していきます。またお立ち寄りください。お待ちしています。
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