柱の抜けない狭いLDKのリフォーム
リビングダイニングと合わせても13.5畳という狭いキッチンをリフォームしたのが、義母と同居をはじめる前の2018年の春でした。
今日はそのリフォームが、まあまあ上手くいったと満足できている理由について書きます。
狭いうえに柱が抜けなかったのが特徴ですので、似た環境でリフォームをお考えの方の参考になると嬉しいです。
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リフォームは目的と完成イメージをしっかり決めてから
1 リフォームの狙いを決めておく
2 完成のイメージを明確にしておく
2 予算を決めておき、業者にはきちんと伝える
4 見積もりは複数のところから取る
リフォームをする前にこの4点を押えておくのは基本です。
うちの場合は、床面をできるだけ広くして義母が動きやすいように、というのが第一の目的でした。
そのために、抜けない柱を残して壁をぶち抜いてもらいました。これでだいぶ動きやすくなりました。
でも、余裕がなかったリフォームでも満足できている理由は、柱や壁のことを考える以前の話です。
あることで発想の転換をしたのが、満足いくリフォームに繋がったのではないかと思っています。
リフォームの中身については、お金のことも含め、前にまとめ記事を書いています。
狭いキッチンのリフォーム、ビフォーアフター【抜けない柱・LDK】 ・
狭いキッチンのリフォームが成功した1番の理由は
収納スペースを減らして、居住空間を増やす
なにについて発想の転換をしたか。
それは、収納スペースを増やして空間をスッキリ見せようとするのではなく、
収納スペースを減らして居住空間を増やし、スッキリ暮らそうとしたことです。
リフォームの目的が「床面積を増やす」ことだったので、箱の大きさが決まっていれば当たり前のこと。
ですが、大々的な捨て活をしてこなければ、そうは思えなかったはずです。
昔の私なら、壁一面に収納を作ってもらうよう希望して、「隠す」ことに徹したと思います。
このあと、画像が多くなっています。読みにくいかもしれません、すみません。
まず、キッチンがダイニングの方を向いている場合、キッチンの位置を壁側へ変えなければ空間は広げられない
リフォーム前のキッチンはダイニングの方を向いており、そこにはカウンターがありました。
入り口には大きな壁もあったため、半独立形式です。

*リフォーム前のキッチン。リビング側から見て。
そのキッチンの入り口には目隠しのれんの長いものをつけていましたから、リビングからもダイニングからも、キッチンの中はあまり見えませんでした。
ダイニングの方を向いているこのシステムキッチンを壁側へ移動させなければ、空間を広げることはできません。
壁付けキッチンにして、収納スペースも減らし、空間を広げる
横に長いシステムキッチンは、リフォーム後のシステムキッチンより幅があり、吊戸棚も大きかったため、収納力がありました。
前述したように、空間を広げたかったので、カウンター式キッチンから壁付けキッチンにすると決めていました。
そのため、キッチンのサイズも、前より小さくする必要がありました。
冷蔵庫や食器棚の配置の関係から、置けるスペースを逆算してのことです。
収納スペースを減らすことに迷いがなかったのは、それまでの捨て活で、物の量をかなり減らせていたからです。

*リフォーム前のキッチン。ダイニング側から。
食器棚のサイズも約半分に
ダイニング側から見たキッチンにあるのは、幅140センチのニトリの食器棚です。
リフォーム後の食器棚の幅は75センチで、奥行きも前より狭いものにしました。
キッチンの勝手口をつぶしたうえに、窓までこれ以上ふさぎたくなかったので、このサイズのものしか置けませんでした。
●システムキッチンのサイズも小さくする
●食器棚も約半分のサイズまで小さくする
収納スペースがこれだけ減っても大丈夫なように、リフォームが始まる直前まで、さらに片付けを続けました。
”WEB内覧会”はよそのお宅のキッチンを見せてもらえて大変勉強になりました。
住まいブログテーマ
WEB内覧会*キッチン
写真がぼけていてすみません。
とにかく、収納スペースが少なくなっても大丈夫なようにと、物を減らすことに必死でした。

シニア世代のリフォームは「どこまで物を減らしておけるか」がカギ
体力も気力もさらに落ちていくでしょうが、設備も古くなっていくので、70代でもう一度小さなリフォームをするかもしれません。
でも、物は少なくなっているので、このリフォームのときより気がラクだろうと想像しています。
狭いキッチンのリフォームと同じように、シニア世代のリフォームは、どこまで物を減らしておけるかがカギになる。
今回つくづくそう思ったのでした。

この壁をドドーンと壊して、柱だけ残してもらいました。
この柱がないと、2階の床が落ちてくる可能性がありました!


ダイニングテーブルをもう少しだけ大きいものにしたかったのですが、探すことができませんでした。
読者さんから、オーダーして作ってもらうのは?とご提案いただきましたが、お値段の点で迷っています。
でも、まずは居住空間を増やすことができたので喜んでいます。
足の悪い義母だけでなく、私たち夫婦も孫も、動きやすいキッチンになりました。
収納を増やすより、床面積を増やす
「リフォームするなら、少しでも収納するスペースが多いリビングやキッチンにしたい」
はじめにも触れましたが、もしそれまでに大々的な”物減らし”をはじめていなかったら、私はきっとそう思ったでしょう。
どこかひとつの壁一面は、天井まであるような収納を作ってもらったと思います。
このリフォームで、今のところ収納が少なくて困るということは起きていません。
丸見えのキッチンに慣れるだろうか…とも思いましたが、大丈夫でした。
絶えず見えてしまっているほうが、ちゃんと元に戻そう!と思えるからかもしれません。
終わりに
物を減らしておけば、リフォームがラクになる。
物を減らしておけば、家事もラクになる。
家事がラクになると、好きなことに回せる時間が増える。
リフォームしてからの2年2ヶ月で、それをいちばん実感するようになりました。
リフォームのことを決めなければならない期間は、リハビリ入院をしている義母のところへ通ったり、娘の挙式を控えていたりで、心身ともにあまり余裕がありませんでした。
でも、時間の制限があったのは良かったのだと、今では思っています。
もっとじっくり調べたり、せっせと展示場へ足を運んだりしたかったのですが、それだと私の性格上かえって迷ったかもしれないからです。
私と同じで片付けが苦手な人は、リフォームで増やすのは、収納スペースより見えている床や壁の面積をと考えるほうがいいと思います。
そうすれば、片付けも家事もハードルが下がり、ご機嫌でいられる時間が増えると思います。
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