私は幼い頃からなんでもすぐ質問したがる癖がありました。これは小学校の高学年くらいまで続いていたそうです。
「なんでなん?と聞く前に、自分で考えてみなさい」
考えてもわからないから質問してたと思うのですけど…。
母としては、いつまでも続く質問を食い止めるためにこう答えるしかなかったのかもしれません。

義母から「最後まで頼む」と言われ
「最後まで頼むわなぁ」
同居の義母から先日こんなことを言われました。何の話の続きだったか。
私はもう同じ話をくり返されることに慣れきってしまい、一部分しか記憶に残らなくなっています。
これはこれでイカンな・・・。
長男の嫁の、苦しい思い出の捨て方「はいはい、わかりました」と答えておきました。
同居していた大姑は自分から入所すると言って、親せきが経営するところへ移りました。まだそれが叶う時代だったのです。
でも、義母にはその考えはありません。
どちらが良い悪いでもないですが、「最後まで」と言われて真っ先にあの大姑のことを思い出しました。
義母と息子を連れ、毎週その施設へ面会に行っていたことも。
感情はこうしてコントロールする
勘弁してください、とは言えない
ゆうべまた、その義母が大崩れしてしまいました。
ちょっとしたことがきっかけになり、前日には嬉しそうに話していたそのことと真逆のことを言い出しました。
でも、前より冷静に対応できたと思います。
娘が出産して里帰りしてきた直後から、義母の感情のアップダウンが激しくなりました。
精一杯の工夫をして、義母には普段通りの暮らしをしてもらえるよう頑張ったつもりでした。
でも、義母にはまだまだ足りなかったようです。
これは辛かったです。あれ以上のことは私にはできませんでした。
以来、なるべくそうならないよう先回り先回りして家族が気分よく暮らせるよう工夫してきました。
それでも、まだこういう日もあります。
感情はこうしてコントロールする
朝、私は、ダイニングの椅子にいつもかけてある古タオルを軽く濡らしてLDKの床をざーっと拭きました。
拭いているうちに、さっきまでずしんと重かった心が軽くなっていきました。

同居の義母の言動に疲れてしまったときは、だいたいこのように、掃除などをいつもより丁寧にすると気分がスッキリしてきます。
やかんでもお鍋でも蛇口でもシンクでも、磨けば光るものをひたすら磨きます。
無心に手を動かしているうちに、「今こんなことを考え込んでいてもしかたない」と思うようになります。

終わりに
感情のコントロールがきかなくなるのは、老いれば誰にでも起こりうること。
幼いころから質問癖のあった私も、目の前にいる義母のようになって、自分が納得するまで言いたいことを言い続けるようになるかもしれません。
いえ、きっとなるでしょう。
感情を出したいだけ出した義母は、普段どおりに私たちと同じ量の夕食を完食。いつもと同じ時間に寝ました。
夜中にトイレに行ったのも、0時過ぎ、3時半、6時半の3回とだいたいいつもどおりでした。
後しまつなどのフォローはいるけれど、義母は身の回りのことだけならほぼ自分でできています。
それが本人のプライドを保つことができている、一番の理由なんだと思います。
私も、こんなふうに振り返ることができているのは幸せなこと。
5月生まれの義母も私も、もうすぐ一つ年を取ります。
めんどくさかったり逃げだしたかったりすることもまた起きるでしょうが、笑顔でするり~とかわしていきます。
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