断捨離が嫌われた本当の理由

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一人暮らしをしている母が転んで怪我をしました。
三回忌(私の息子の)を目前にした昨日、来れないという連絡があってはじめて知り、行ってきました。
室内で転んだのは今年に入って2回めです。


母は怪我をしても、自ら知らせてくることはまずありません。
今回も、法事が無ければ言ってこなかったと思います。
弟や妹も頻繁に実家へ行ってくれてますし、私の身体を気遣ってのこともあるでしょう。
でも、知らせて来ないのがそれだけの理由ではないのだとわかってきました。


息子が亡くなって半年もしないうちに私があの部屋を片付け始めたことを、母が複雑な思いで見ているのを知っていました。
「今じゃなくてもいいんじゃないの?」
「何故、急ぐの。」
こう言われても、私は止めることが出来ませんでした。
この部屋を片付けなければ息子の死とは向き合えないと、強く思っていたからです。


自分のことしか見えないまま片付けてきた私は、年老いて変わってゆく母の現実を見ようとしませんでした。
母の怪我は、年齢からすればあって当たり前のこと。
そう思いながらも、心のどこかで「この母なら大丈夫」だと決めつけていたのです。


綺麗好きだったのに体の自由が効かなくなっていく。
目の前で、自分のいうことも聞かず黙々と片付けていく娘を見ていた気持ちは、どんなだったでしょう。
実家の床には、それまではなかったような物がたくさん積まれていました。

CIMG8144.jpg


「問題が起きたら、愚痴を言うのではなく解決策を探りなさい。」
「何故そうなったかを考えなさい。」


幼い時からこう叩き込まれてきた私は、母のこの厳しさが嫌でした。
けれども、その教えが活きる場面はたくさんありました。
息子の三回忌が終わったら、もう一度実家へ行ってきます。

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原田さよ

片付けが苦手だった経験をもとに、片付けやすい順番や気持ちよくモノを減らすコツ、家族のだれもがわかりやすい収納、身体も心もラクでいられる家事のやり方について書いています。少ない服でも楽しめる着回しの工夫なども。
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●著書「今日からだれでも、片づけ上手。 モノ、迷い、重たい気持ちとサヨウナラ」についてダ・ヴィンチニュースで書評を書いていただきました(2018.4.3)
『教科書通りのテクニックは卒業! 等身大の自分で暮らすための片付け術』

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